街てく。 | 今日も、ぶらっと商店街 — 神田すずらん通り商店街

神保町

都営三田線　神保町駅

神田すずらん通り商店街

商店街一覧

神田神保町、今日は本の街に来た。
学生時代から度々訪れている街だ。
これまでは、新刊書を扱う大きな書店に来るのが常だった。
専門書の古書店に足を踏み入れたのは、
大学4年の時、卒業論文を書く際に、国文学専門の古書店で
遠藤周作の研究論文が載っている文献を探しに来た時以来だろうか。
今日来た神田すずらん通り商店街にも、
新刊書や古書を扱う書店がたくさん並んでいる。
話を聞いた店だけでも、中国・アジアの本を扱う内山書店、
古地図の永森書店、内外の雑誌のバックナンバーが豊富なmagnif、
美術・デザイン関連のBohemian`s Guild、映画・詩の虔十書林など、
その専門性は多彩で深い。
迷宮に迷い込んだように飽きること無く書棚を散見して、
シャッターを切った。
この通りだけでも凄いのに、
神田神保町全体の書店を歩いたらとても1日や2日では足りそうもない。
流石、世界一の本の街と呼ばれるだけのことはある。
これからは神保町に来たら専門書の古書店巡りをすることに決めた。
商店街には画材を扱う店舗も3店舗ある。
その一つ、文房堂は明治20年創業の歴史ある店だ。
そのレトロな外観とモダンでお洒落な内観のアンバランスがとても良い。
すずらん通りを見下ろせるCaféもあるので
絵画を描かない人も立ち寄ってみると良い。
珈琲を喫んで、ギャラリーを見学するのも楽しい。
気さくなご夫妻のいる清泉堂も歴史ある額の専門店だ。
清泉堂のご主人によると、以前は通りに画材の店が7店舗もあったそうだ。
なぜ画材店が多く集まったのかは謎だと笑っていた。
神保町は、本の街であると同時に学生の街でもある。
近隣には明治大学、専修大学、日本大学、共立女子大学などのキャンパスがある。
学生たちもすずらん通りで本を探すのだろう。
知性磨きを楽しむのだ。
二十歳の僕がそうしたように、
本を片手に古い喫茶店で珈琲を飲んでいると少し大人になった気持ちになる。
そんな時間が青い春には必要だ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

商店街。ひと、もの、あじ

文房堂

明治20年創業の画材店。文房堂は「ぶんぽうどう」と読む。この店は日本で初めて専門家用油絵の具の製造・販売を行った店でもある。版画材料の品揃えは圧倒的だ。絵の具や筆などの画材の他に店内には雑貨も並んでいる。また、ギャラリーを備えたCaféでは絵画を楽しみながら美味しい珈琲がいただける。ここは絵を描かない人がフラリと立ち寄っても楽しめる画材店だ。

文房堂

明治20年創業の画材店。文房堂は「ぶんぽうどう」と読む。この店は日本で初めて専門家用油絵の具の製造・販売を行った店でもある。版画材料の品揃えは圧倒的だ。絵の具や筆などの画材の他に店内には雑貨も並んでいる。また、ギャラリーを備えたCaféでは絵画を楽しみながら美味しい珈琲がいただける。ここは絵を描かない人がフラリと立ち寄っても楽しめる画材店だ。
大野カバン店

昭和27年創業の鞄の専門店。学生時代にここで鞄を買って以来、今でも大野カバン店で新しい鞄を購入する常連客も多い。その理由は鞄の品質はもちろんだが、二代目店主の人柄によるところも大きいのだろう。二代目店主はお話好きな優しいマダムです。

大野カバン店

昭和27年創業の鞄の専門店。学生時代にここで鞄を買って以来、今でも大野カバン店で新しい鞄を購入する常連客も多い。その理由は鞄の品質はもちろんだが、二代目店主の人柄によるところも大きいのだろう。二代目店主はお話好きな優しいマダムです。
内山書店

1917年に上海で書店を開いたのが内山書店の始まりだ。上海時代は日中文化人のサロンとして魯迅たちとも交流を持つようなったそうだ。その後、1935年に世田谷の祖師谷大蔵に店を構え、1937年には神田に移り、今は四代目が店を守っている。書架には中国とアジアの新刊書と古書が多数並んでいる。お恥ずかしい話、背表紙を見ていても史記くらいしか分からなかった。猛反省勉強不足。

内山書店

1917年に上海で書店を開いたのが内山書店の始まりだ。上海時代は日中文化人のサロンとして魯迅たちとも交流を持つようなったそうだ。その後、1935年に世田谷の祖師谷大蔵に店を構え、1937年には神田に移り、今は四代目が店を守っている。書架には中国とアジアの新刊書と古書が多数並んでいる。お恥ずかしい話、背表紙を見ていても史記くらいしか分からなかった。猛反省勉強不足。