桜新町
東急田園都市線 桜新町駅

桜新町商店街

商店街一覧

まるでサザエさんの登場人物のように、店主たちは個性豊かだ。

東急田園都市線・桜新町駅の階段を上がると、
梅雨の曇り空の下、朝方降った雨に濡れて、
サザエさんが笑顔で立っていた。
ここは、通りの所々にブロンズの
サザエさん一家を散見することができる、
桜新町商店街。駅のある通りには、
八重桜の並木の濃い緑が清々しく美しい。
駅の通りを少し歩くとサザエさんの生みの親である
長谷川町子美術館に通じるサザエさん通りがある。
この通りを入ってすぐのところに
屋号が気にかかる新町ラジオがあった。
店内に足を踏み入れると、
2代目の店主が気さくに迎え入れてくれた。
昭和25年から続く店は、
テレビの無い時代、主力の商品がラジオであったことから、
この屋号にしたそうだ。当時の電気店は、
ラジオという屋号を使う店が多かったらしい。
時々、若い人がラジオ専門店と勘違いして訪ねてくることもあるという。
サザエさん通りの路地に、
地下に続くお洒落な階段と「桑名屋」という古い木の看板を見つけた。
階段を降りて行くと、
そこは、こだわりの日本酒とワインを豊富に揃えた酒屋だ。
左党の僕には、見逃せない店であった。
この店も古くからあり、御用聞きこそしていないが、
今でも配達はしていると、3代目が話してくれた。
お洒落な新しい店舗も多いが、
金物屋、和菓子屋、パン屋といった
2代目、3代目ががんばっているお店も元気だ。
帰り道、娘の土産に伊勢屋のどら焼きを買った。
お魚くわえたドラ猫には逢えなかったが、
優しく個性的な店主たちに出逢うことができた。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • フジヤ

    フジヤ

    3代目の店主が、朝の3時過ぎから仕込みを始める美味しいパンは、どれも丁寧に作られてい る。棚とケースには、焼きそばパンやグラタンパンなど手のかかる総菜パンやサンドウィッチ もたくさん並んでいる。中でも創業当初からあるキャベツとハムをピリリと辛いカラシマヨネ ーズで和えたカラシサンドは、クセになる味だ。辛さは、当たり外れがあるらしい、これも手 づくりの証拠。当たりのカラシサンドを頬張っていると、奥から出来たてのカレーパンと食パ ンが出てきて、棚を飾った。

    フジヤ

    フジヤ フジヤ

    3代目の店主が、朝の3時過ぎから仕込みを始める美味しいパンは、どれも丁寧に作られてい る。棚とケースには、焼きそばパンやグラタンパンなど手のかかる総菜パンやサンドウィッチ もたくさん並んでいる。中でも創業当初からあるキャベツとハムをピリリと辛いカラシマヨネ ーズで和えたカラシサンドは、クセになる味だ。辛さは、当たり外れがあるらしい、これも手 づくりの証拠。当たりのカラシサンドを頬張っていると、奥から出来たてのカレーパンと食パ ンが出てきて、棚を飾った。

  • タカハシ接骨院

    タカハシ接骨院

    八重桜並木の一本奥の道にあるのが、一見怖そうだが、実は優しい院長が施術してくれるタカ ハシ接骨院だ。日体大時代にレスリングに打ち込んでいた高橋院長は、当時のケガがきっかけ で、教師の道を捨て、自分と同じような苦しみを持つ人たちを助けたいと接骨院を開業した。 施術はもちろんのこと、心までほぐしてくれる話術も一流だ。商店街の理事長も務めている院 長は、4月の「さくらまつり」と9月の「ねぶたまつり」は一見の価値があると教えてくれた。

    タカハシ接骨院

    タカハシ接骨院 タカハシ接骨院

    八重桜並木の一本奥の道にあるのが、一見怖そうだが、実は優しい院長が施術してくれるタカ ハシ接骨院だ。日体大時代にレスリングに打ち込んでいた高橋院長は、当時のケガがきっかけ で、教師の道を捨て、自分と同じような苦しみを持つ人たちを助けたいと接骨院を開業した。 施術はもちろんのこと、心までほぐしてくれる話術も一流だ。商店街の理事長も務めている院 長は、4月の「さくらまつり」と9月の「ねぶたまつり」は一見の価値があると教えてくれた。

  • カレン

    カレン

    美術館に向かう三叉路を左に折れたところに、懐かしい佇まいの喫茶店があった。お店の名前は、 カレン。ランチを食べようと中に入ると、お昼時の店内は、カウンターまで満席。店主であるご夫 婦が、忙しそうに働いていた。僕は、まよわずに本日のランチ「若鶏の赤ワイン煮」を注文。箸を つけるとこぼれ落ちそうになる肉は、本格的な味でほっぺが落ちた。

    カレン

    カレン カレン

    美術館に向かう三叉路を左に折れたところに、懐かしい佇まいの喫茶店があった。お店の名前は、 カレン。ランチを食べようと中に入ると、お昼時の店内は、カウンターまで満席。店主であるご夫 婦が、忙しそうに働いていた。僕は、まよわずに本日のランチ「若鶏の赤ワイン煮」を注文。箸を つけるとこぼれ落ちそうになる肉は、本格的な味でほっぺが落ちた。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・東京都世田谷区桜新町1丁目

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