板橋
埼京線 板橋駅

滝野川市場通り商店街

商店街一覧

こだわりの鰹節と茶があれば、日本の朝は明るい。

西巣鴨駅を出て旧中山道を板橋方面へ歩いて行く。
しばらく行くと
左へ入る細い道の奥に銀色に輝くスチール製のアーチの端が見えた。
進んで行くとアーチの全容が見えてきた。
真ん中に時計、左に「滝野川」、
右に「市場通り」と赤く書かれている。
時計は正しく動いている。
アーチを潜ると緩やかな下り坂。
商店街の長さは200メートル弱か。
通りの中程にスーパーマーケット「コモディイイダ」がある。
今日、伺った個店は
鰹節と乾物の「小池商店」、生花の「フローラ花よし」、
化粧品の「ビューティーショップまつざかや」、
茶舗の「茶の丸美屋」の4店舗。
どの店も70年以上シャッターを上げ続けている店たちだ。
様々な商店街を歩いて思うのだが、
長く続く個店は何かしら個性を持っている。
小池商店の鰹節は
毎朝早くから遠赤外線で丁寧に焼かれてから削っている。
この店の鰹節はホテルや料亭などの和食の店で
好んで使われている逸品だ。
茶の丸美屋の店主は全国茶審査技術八段と
日本茶インストラクターの資格を持っている。
ご主人がブレンドした丸美屋オリジナル茶葉を求める常連も多い。
茶の丸美屋のご主人によると、
滝野川市場通り商店街は
コモディイイダと共存共栄しながら発展してきたそうだ。
大きな店と小さな店が反目することなく、
肩を寄せ合い短い通りで商売を続けている。
これは商店街の理想のカタチの一つに違いない。
商店街に限らず、人との繋がりはすべからくこうありたいものだ。
全ての人は地球人なのだから。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 茶の丸美屋

    茶の丸美屋

    二代目が暖簾を守る茶舗は昭和28年の創業。店主は全国茶審査技術八段と日本茶インストラクターの資格を持つ日本茶のエキスパートだ。その店主が独自にブレンドする丸美屋の茶のファンは多い。女性はさっぱりと爽やかな九州のお茶を、男性は渋みが美味しい静岡の茶を好む人が多いそうだ。店には様々な茶が並んでいるが、中でも人気があるのは「春の夢」という丸美屋オリジナルの茶だ。

    茶の丸美屋

    茶の丸美屋 茶の丸美屋

    二代目が暖簾を守る茶舗は昭和28年の創業。店主は全国茶審査技術八段と日本茶インストラクターの資格を持つ日本茶のエキスパートだ。その店主が独自にブレンドする丸美屋の茶のファンは多い。女性はさっぱりと爽やかな九州のお茶を、男性は渋みが美味しい静岡の茶を好む人が多いそうだ。店には様々な茶が並んでいるが、中でも人気があるのは「春の夢」という丸美屋オリジナルの茶だ。

  • 小池商店

    小池商店

    創業77年の鰹節と乾物の店。店の扉を開けると鰹節の良い香りが鼻の奥をくすぐる。扱う鰹節は主に鹿児島枕崎産だ。店では毎朝4時から鰹節を遠赤外線で焼き、削り、そして袋詰めしている。小売りもしているが、ホテルや様々な和食の店へも納品してもいる。プロが選ぶのは、小池商店の鰹節の品質が高い証だ。三代目の女将さんは、気さくな人柄で鰹節のことをあれこれと丁寧に教えてくれた。5月には家に10メートルはある鯉のぼりでなく鰹のぼりを飾るそうだ。

    小池商店

    小池商店 小池商店

    創業77年の鰹節と乾物の店。店の扉を開けると鰹節の良い香りが鼻の奥をくすぐる。扱う鰹節は主に鹿児島枕崎産だ。店では毎朝4時から鰹節を遠赤外線で焼き、削り、そして袋詰めしている。小売りもしているが、ホテルや様々な和食の店へも納品してもいる。プロが選ぶのは、小池商店の鰹節の品質が高い証だ。三代目の女将さんは、気さくな人柄で鰹節のことをあれこれと丁寧に教えてくれた。5月には家に10メートルはある鯉のぼりでなく鰹のぼりを飾るそうだ。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・北区滝野川7丁目29−2

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