西巣鴨
都営三田線 西巣鴨駅

御代の台仲通り商店会

商店街一覧

商店街を支えているのは店主たちの人柄なんだ。

都営三田線の西巣鴨駅を出ると、
すぐ近くに国道17号(中山道)と明治通りが交わる交差点が見える。
明治通りに入り旧中山道方面へ歩いて行く。
左手に大正大学のキャンパスを見ながら進むと
現れてくるのが掘割の交差点。
ここで交差している通りが旧中山道だ。
旧中山道を板橋方面へ歩いて行く。
日本農林社の看板が架かったビルの壁に、
旧中山道のこの辺りは
江戸時代から戦前まで「種子屋街道」と呼ばれていて、
種子を扱う店が軒を連ねていたとある。
商店街散策のおかげでまた一つ勉強になった。
しばらく行くと右手に細く渋い通りが現れた。
街路灯には「御代の台仲通り商店会」とある。
一方通行の通りへ入って行くと
直ぐの処で和菓子店がシャッターを上げていた。
早速、店内に入ると何やら甘い匂いが鼻をくすぐる。
店主に聞くと「御菓子司 虎月」の創業は大正13年。
人気商品はカステラ。
甘い匂いの正体だ。
その「滝野川かすていら」は北区の名品30選Vol.1にも選ばれ、
第一回全国カステラ大品評会で全国最高賞を受賞した逸品。
今日は、いきなり良い店舗に遭遇することができた。
なかなかのスタートだ。
「虎月」を出て先に進んで行くと「今川焼」の幟が見えてきた。
近づくと店の壁には「川直氷室」の文字。
店では氷の他に
今川焼やおいなりさん、のりまき、赤飯なども販売している。
きっと夏にはかき氷を作っているに違いない。
少し先では米店が営業中。
中に入ると店主が米を一粒ずつ選別して
悪いコメを取り除いているところ。
こういう丁寧な仕事をする店は信頼できる。
「いとう米店」の看板に記された「米の職人」の文字が
戦前から続く店の意気地を語っている。
住宅が目立つ通り歩いて行くと
青果店の前で店主と常連らしい客の姿が見える。
「大塚青果店」の店先には廉価な野菜が並んでいる。
二人のやり取りを聞いていると新たな常連がやってきた。
商売の邪魔をしてはいけないので先へ進むと
国道17号(中山道)が見えてきた。
そろそろ商店街の終わり近く。
そこにあったのは電気店。
店先で掃除をしている人に聞くと「フクダヤ」は昭和12年創業で、
今は電器店の他にリフォーム業務も行っているとのこと。
掃除をしていた人物は三代目で、商店街の会長でもあった。
三代目は地域を盛り上げる活動も行っていて、
その一つが近隣の七つの商店街で実施する「ワンコイン市」。
100円硬貨と500円硬貨のワンコインで買える商品を揃えたお得なイベントで、
当日はかなりの盛り上がりを見せるそうだ。
今、「御代の台仲通り商店会」に残る店の多くは、
この通りと共に長い時間を過ごしてきた店ばかりだ。
続いている理由の一つは丁寧で正直な仕事ぶり。
店主たちと話をして、それを実感した。
商店街が寂しくなる昨今、
こういう店たちを無くしてはいけないとあらためて思う・・・

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・北区滝野川6丁目40−7 杉本ビル 1F

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