新小岩
総武線(各駅停車) 新小岩駅

江戸信横丁商店会

商店街一覧

黒毛和牛と葡萄と鯵とすもも漬などなど、夏の胃袋が歓喜する。

雲間から注ぐ陽射しは、もう夏だ。
新小岩駅南口を出て日陰を探しながら平和橋通りを歩いていると
右手の細い道に薄緑色の街路灯を見つけた。
街路灯には勘亭流で書かれた「江戸信横丁」の文字。
名前に魅かれて路地に入った。
通りには、肉、魚、青果の生鮮三品の店が健在だ。
他に物販の店は、酒店と花店と洋品店が営業している。
こぢんまりとした商店街だが、
生鮮三品の店が現役でがんばっているのは嬉しい。
今、これらの店がシャッターを下ろしてしまった商店街が多い中、
江戸信横丁は地域の食卓を確かに支えている商店街だ。
チャーミングな商店街名の由来を三代続く青果店のご主人に伺うと、
以前通りに江戸川信用金庫があったことから命名したとのこと。
ちなみに朝日信用金庫と合併したので、
今や江戸信は商店街名に名残りを留めるだけかもしれない。
夏の果実が美味しそうに並ぶ青果店の斜向かいにある魚店では
射し込む日差しに氷と銀鱗が煌めいている。
通りの中程には、カフェかと見紛うお洒落な店構えの肉店があり、
こだわり抜いた上質の肉を販売している。
商店街の入り口近くにある酒店では、
「すもも漬」や「あんずボー」などの駄菓子を買うことができる。
大人から子どもまで、みんなが喜ぶ商品ラインナップだ。
店舗数こそ少ないが、街に暮らす人たちの様々な要望に応えている商店街が、
東京の片隅にひっそりと息づいていた。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 肉のあさひ

    肉のあさひ

    前回の東京オリンピックの開催年に創業した肉店。今、店に立つ二代目店主の選ぶ肉は最上等だ。牛肉は宮城県で育てられた黒毛和牛。豚肉は店が委託生産している「あさひ熟成美豚」。メンチや串カツなどの惣菜は全て手作り。土曜日には、これらの肉を求める人々で行列ができる。

    肉のあさひ

    肉のあさひ 肉のあさひ

    前回の東京オリンピックの開催年に創業した肉店。今、店に立つ二代目店主の選ぶ肉は最上等だ。牛肉は宮城県で育てられた黒毛和牛。豚肉は店が委託生産している「あさひ熟成美豚」。メンチや串カツなどの惣菜は全て手作り。土曜日には、これらの肉を求める人々で行列ができる。

  • 八百廣

    八百廣

    戦後すぐから続く青果店。気さくな三代目が毎朝3時に起きて葛西の青果市場から仕入れてくる野菜や果物は、どれも新鮮だ。今日は、夏が美味しい葡萄と桃と西瓜のみずみずしい姿が店頭を賑わしていた。

    八百廣

    八百廣 八百廣

    戦後すぐから続く青果店。気さくな三代目が毎朝3時に起きて葛西の青果市場から仕入れてくる野菜や果物は、どれも新鮮だ。今日は、夏が美味しい葡萄と桃と西瓜のみずみずしい姿が店頭を賑わしていた。

  • 魚久

    魚久

    昭和45年創業の魚店。今が旬の鯵や鰯や鰈などが並ぶ店頭で忙しく立働くのは二代目店主。今にも泳ぎだしそうなこの魚たちも店主が今朝早く豊洲市場から仕入れて来たものだ。店先のシェードに吊るされた万国旗がお茶目。

    魚久

    魚久 魚久

    昭和45年創業の魚店。今が旬の鯵や鰯や鰈などが並ぶ店頭で忙しく立働くのは二代目店主。今にも泳ぎだしそうなこの魚たちも店主が今朝早く豊洲市場から仕入れて来たものだ。店先のシェードに吊るされた万国旗がお茶目。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・江戸川区松島3丁目

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