街てく。 | 今日も、ぶらっと商店街

広尾

日比谷線　広尾駅

広尾商店街

商店街一覧

今日は、お洒落な街にやってきた。
広尾駅の地下鉄の階段を上り、
広尾橋交差点を西へ向かう通りの街路灯にかかるのは
「HIROO散歩ど～り」のサインボード。
ここは広尾商店街。
街路灯には大きなクリスマスリースが飾られている。
通りを歩くとクリスマスツリーや
クリスマスリースを飾った店たちで商店街は一層華やかだ。
交差点近くには、飲食店を中心に比較的新しい店が多いのだが、
通りを進むと鮮魚店の福田屋や文具店の奥本いろは堂など、
昔からの物販の店が表れてくる。
通りの奥にある祥雲寺の山門の手前には
舛勝酒店と茶舗の星野園がシャッターを上げている。
どちらも古くからある店だ。
並びに呉服店と精肉店の看板があるのだがこちらは残念なことに、
もう営業はしていない。
山門の隣にあるのは花寅商店。
100年以上続く生花店だ。
花寅の四代目に話を聞くと、
広尾の商店街はもともと寺町として栄えたそうだ。
山門の奥には祥雲寺の他、3つの臨済宗の寺がある。
なるほど、商店街には石材店もあるわけだ。
広尾商店街にはイタリアンやフレンチのレストラン、
スイーツの店、雑貨店、ビンテージショップなどのお洒落な店と、
昭和から残る二階建て店舗で
長く営業を続ける玩具店や美容室などが混在している。
骨董店やケニアのバラを専門に扱う生花店もある。
バラエティに富んだ個店が通りを彩っている。
ショッピングカートを引いたご婦人と青い目の若者が通りをすれ違う。
クリスマスに彩られた通りの奥に臨済宗の山門。
街路灯にはクリスマスリースと
来年の干支である卯のイラストのフラッグが揺れている。
OLD＆NEW。
東と西。
広尾商店街は個性豊かだ。
街路灯のスピーカーからジングルベルが流れている。
クリスマスソングとリースに包まれて、幼い頃、
クリスマスツリーが欲しかった自分を思い出した。
家にツリーは無かったが、赤と緑のクリスマスの電飾はたくさんあった。
母が内職で作っていたからだ。
クリスマスの夜、部屋の明かりを消してありったけの電飾を点けてくれた。
ゆっくりと点滅する赤と緑が嬉しかったな。

案内人:小林猛樹
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商店街。ひと、もの、あじ

花寅商店

祥雲寺山門のすぐ横にある生花店。100年以上続く店を守るのは四代目だ。客は昔からのご常連に加えて、最近では近所に住む外国の方も少なくない。この客層が広尾という土地柄を端的に表している。花寅の屋号の由来を聞いたところ、創業した初代の名前が寅吉だからとのこと。寅吉さんも外国の方が花を買いに来ることに驚いているのではないだろうか。クリスマスの近づく季節、店先のポインセチアが真っ赤に色付いていた。
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花寅商店

祥雲寺山門のすぐ横にある生花店。100年以上続く店を守るのは四代目だ。客は昔からのご常連に加えて、最近では近所に住む外国の方も少なくない。この客層が広尾という土地柄を端的に表している。花寅の屋号の由来を聞いたところ、創業した初代の名前が寅吉だからとのこと。寅吉さんも外国の方が花を買いに来ることに驚いているのではないだろうか。クリスマスの近づく季節、店先のポインセチアが真っ赤に色付いていた。
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星野園

昭和19年創業の茶舗。店で扱うお茶の中心は静岡掛川のもの。美味しいお茶を販売しているのはもちろん、色鮮やかで可愛らしい様々な茶筒も見逃せない。お茶以外にも大切な小物をしまっておくのにももってこいだ。星野園は二代目が店を守っているのだが、少し体調を崩していて、今は週に2～3日の営業になっている。二代目の娘さんが自分の仕事の傍ら、店に出て手伝いをしている。今日、僕に話をしてくれたのも娘さんだ。毎日店を開ける日が早く来ますように。
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星野園

昭和19年創業の茶舗。店で扱うお茶の中心は静岡掛川のもの。美味しいお茶を販売しているのはもちろん、色鮮やかで可愛らしい様々な茶筒も見逃せない。お茶以外にも大切な小物をしまっておくのにももってこいだ。星野園は二代目が店を守っているのだが、少し体調を崩していて、今は週に2～3日の営業になっている。二代目の娘さんが自分の仕事の傍ら、店に出て手伝いをしている。今日、僕に話をしてくれたのも娘さんだ。毎日店を開ける日が早く来ますように。
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