桜台
西武池袋線 桜台駅

桜台北口商店会

商店街一覧

セーターを脱いで、桜便りに誘われて。

東京のソメイヨシノの開花宣言が数日前に発表された。
駅名に惹かれて、今日は西武池袋線の桜台駅に来た。
北口から外に出ると春の日差しが暖かい。
線路脇の道を練馬駅方面へ少し行くと
「桜台北口商店会」の看板を掲げた街路灯が見える。
街路灯のすぐ下に小さな店がシャッターを上げていた。
看板には「コモエスタ おしゃれ洋品&輸入雑貨」
と書かれている。
店内に入ると婦人服やバッグ、
食器やランプなどの輸入雑貨が所狭しと並んでいる。
店主は「服は冬物で、これから春物を仕入れるの」
と笑っている。
コロナ以前は海外へ行って雑貨を仕入れていたのだが、
今はこれまで培ってきた人脈で商品を仕入れているそうだ。
店を出て街路灯が続く桜台通りを北へ歩いて行く。
駅近くには蕎麦店やイタリアンなどの飲食店があるのだが、
駅から離れて行くと通りに店舗は少なくなってくる。
しばらく行くと生花店があった。
「幸楽園」の店先には色とりどりの花が咲いている。
春が鮮やかに色づいている。
さらに先には文具店。
「武田屋」に入ると目についたのは
先程の花たちのような色とりどりの水引の数々。
今は卒業、入学のシーズン。
子どもたちは水引の美しさよりも中身が気になるのだろうね。
ぼちぼち歩いて行くと街路灯の終わり近くに古い時計店があった。
「大口時計店」の中では店主が時計の修理をしている。
店は昭和40年の創業。
店主は修業時代から数えると80年近く時計職人をしている。
一級技能士の店主のもとには
他の店で修理ができないと断られた時計たちがやってくる。
磨いた腕は嘘をつかない。
時計店の先にシャッターを上げている店は見えない。
桜台通りを駅へと戻って行き、
線路の高架下を潜ると桜並木が見えてきた。
千川通りの桜並木はまだ二分咲きほど。
「ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」と
古人も詠んでいる。桜の見ごろは短い。
散り際の美しさが好まれがちだ。
桜吹雪に吹かれるのもいいが二分から三分、
三分から五分へと開いて行く様を愛でるのもいい。
春、桜の花を見上げるのは、この国に生まれた幸せだ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・練馬区桜台1丁目5 桜台通り

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