千石
都営三田線 千石駅

旧 大鳥商店会

商店街一覧

通りの名称は変わっても、50年、100年と商い続ける店がある。

ゴールデンウィーク明けの今日は
都営三田線の千石駅へやって来た。
地上へ出ると目の前には白山通り。
通りを巣鴨方面へ歩いて行く。
少し行くと以前訪れたことがある
「千石本町通り商店会」が現れた。
さらに先へ進むと「巣鴨大鳥神社商店街」と記された
真新しい赤い街路灯が出てきた。
街路灯は白山通りに連なっているのだが、
左に折れた通りの入り口にも二本の同じ街路灯がある。
その街路灯に挟まれた通りを入って行くと
入口とは違う緑色の古びた街路灯が続いている。
入り口近くの洋品店が丁度シャッターを上げているところ。
お洒落な婦人服が並んだ店内には店主が一人。
「Boutique Dola」は、元は毛糸店で40年ほど前に
現在の二代目店主がブティックに商売変えをした店だ。
街路灯のことを聞くと、
少し前までこの通りは「大鳥商店会」という商店街だったのだが
昨年白山通りにある「巣鴨大鳥神社商店街」と合併したそうだ。
緑色の街路灯は以前の商店街の名残りだ。
「Boutique Dola」の斜向かいではパン店が営業中。
「個性パン創造アルル」は50年以上続く店で、
店の人気は今の二代目が考案した塩バターロール。
二代目によるとこの通りは江戸の昔からあるそうで、
通りの奥にある大鳥神社の参道として賑わっていたとのこと。
その大鳥神社へ向かう途中に惣菜店があった。
「谷原屋」は100年以上続く店で、元は煮豆を作って販売していた。
美味しそうな総菜と弁当が並ぶ中に「うずら豆煮」が昔を偲ばせる。
大鳥神社へ向かう途中、通りに目立つのは飲食店。
チェーン店では無く個人経営の店なのは嬉しいところ。
大鳥神社に着くと隣には稲荷神社があった。
調べてみると貞享5年に巣鴨稲荷として創祀されて、
元治元年から酉の市が立ち続けてているようだ。
「Boutique Dola」の店主も
11月の酉の市には通りは人々々で賑わいを見せるのだと話していた。
学生時代、ここ千石と巣鴨には友人が数人住んでいた。
当時を思い出して、巣鴨方面へ足を延ばす。
庚申塚に近いアパートには特に思い出深い人が住んでいた。
あの建物ははまだあるのだろうか。
遠い記憶を頼りに歩いて行くと路地の奥にあのアパートがあった。
暫く立ち止まって二階の部屋を見つめる。
二十歳の頃の記憶がよみがえり、胸がいっぱいになる。
こんなに弱くなった僕をあの人はどう思うのだろう・・・

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・豊島区巣鴨1丁目24−11

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