千駄木
千代田線 千駄木駅

団子坂下柳通り&谷中さんさき坂商店街

商店街一覧

鷗外、漱石、四迷、乱歩、光太郎が歩く。

千駄木駅を出てすぐの交差点「団子坂下」を
谷中霊園に向かう坂を上った。
坂の名は三崎坂。梅雨時だから仕方がないが、時折小雨が降って来る。
坂の街路灯には「団子坂下柳通り」の文字。
文字通り坂の両側には青々とした柳の木が並んでいる。
少し行くと趣のある建物に出くわした。
建物の屋根には「団子坂菊見せんべい総本店」の大きな丸い木の看板。
明治八年創業の煎餅店の女将さんによると、
不忍通りが完成する前までは、
この柳通りまでが団子坂だったとのこと。
森鷗外や高村光太郎も店の常連だったことなどを教えてくれた。
柳通りの先の街路灯には「谷中さんさき坂」とある。
ここからは台東区だ。
谷中さんさき坂に「乱歩」という名の喫茶店があるのも
団子坂を舞台にした推理小説「D坂の殺人事件」を書いたのが
江戸川乱歩だからだろうか。
まだ準備中で真偽の程は確かめられなかった。
谷中さんさき坂から先は、寺が多くなってくるのだが、
ぽつりぽつりと個性的な店舗を見ることができる。
招き猫の専門店は昔ながらの長屋にある。
東京を走ることを意識して自転車を作って販売している店の軒先には
杉玉が吊るされている。外も中も見ていて楽しい個店たちだ。
団子坂は、夏目漱石の「三四郎」、森鷗外の「青年」、
二葉亭四迷の「浮雲」などにもその名が出てくる。
文豪も大芸術家も団子坂の反対にある、
この三崎坂を歩いたに違いない。
帰り道、少し足をのばして根津にある画廊で開催している
友人の個展を見に行った。
鷗外、漱石、光太郎、そして友だち。今日はアートな一日だ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 団子坂菊見せんべい総本店

    団子坂菊見せんべい総本店

    明治八年創業の煎餅店。今は五代目が店で売る全ての煎餅を焼いている。店に並ぶのは、醤油、唐辛子、甘、茶、ごまの5種類の四角い菊見せんべいとあられなど。屋号の由来は、団子坂が明治期に菊人形の名所として賑わい、その見物客に煎餅を提供したことにある、と教えてくれたのは五代目のお母さん。お客の相手をする女将さんの人柄は、煎餅のように四角くではなく、丸くて優しい。

    団子坂菊見せんべい総本店

    団子坂菊見せんべい総本店 団子坂菊見せんべい総本店

    明治八年創業の煎餅店。今は五代目が店で売る全ての煎餅を焼いている。店に並ぶのは、醤油、唐辛子、甘、茶、ごまの5種類の四角い菊見せんべいとあられなど。屋号の由来は、団子坂が明治期に菊人形の名所として賑わい、その見物客に煎餅を提供したことにある、と教えてくれたのは五代目のお母さん。お客の相手をする女将さんの人柄は、煎餅のように四角くではなく、丸くて優しい。

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商店街。MAP

  • ●住所
     ・台東区谷中3丁目1
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