池尻大橋
東急田園都市線 池尻大橋駅

池尻大橋駅前商店会

商店街一覧

量り売りのあられを片手に、川岸の桜並木を行く。

もう神無月。
今日は東急田園都市線の池尻大橋へやって来た。
駅東口から地上に出ると久しぶりの快晴。
車が忙しなく往来する246と交わる通りの街路灯には
「池尻大橋駅前商店会」と書かれたオレンジ色のフラッグが揺れている。
通りには飲食店を中心に店舗が並んでいる。
車の往来は少ない。
土曜日の朝、道行く人たち心持ちものんびりと歩いているようだ。
通りを進んで行くと酒店があったが、まだ店は開いていない。
酒店の斜め向かいに行列ができている。
行列の先は小さなパン店。
きっと美味しいパンを焼く店なのだろう。
話を聞きたいが客たちの邪魔になりそうなので遠慮することに。
さらに先に趣のある店がシャッターを上げていた。
店の壁には「八幡煎餅」の文字が輝いている。
木枠のガラスケースの中には20種類以上の煎餅やあられが詰まっている。
ケースの上には秤が置かれている。
八幡煎餅は今では珍しい量り売りをしている店だ。
店の奥では店主が煎餅を焼いている。
忙しい中、声をかけると仕事の手を休めて応じてくれた。
店主は三代目で店の人気は堅い「鬼あられ」とのこと。
今日の土産は「鬼あられ」に決定。
通りを先に進む。
とんかつ、カフェ、中華、イタリアンなどの店の多くはまだ営業前。
さすがに10時少し過ぎでは早すぎた。
商店街の終わりに洒落た雰囲気の銭湯があった。
もう暖簾が出ている。
看板を見ると土曜と日曜の営業は午前10時からと書いてある。
「文化浴泉」は朝湯好きにはたまらない、働き者の銭湯だ。
銭湯の横道に入って行くとすぐに目黒川に出た。
川の両岸には桜並木が続いている。
目黒川沿いを歩いて行くと水車小屋の模型が飾られていた。
昔は川の周りには田畑が広がり水車が回っていたのだろう。
水車小屋の模型の先には246が見える。
大通りの喧騒から逃れて、穏やかな商店街と川沿いをのんびり歩く。
秋晴れの一日に心の贅沢ができた。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・目黒区東山3丁目14−1

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