高輪台
都営浅草線 高輪台駅

メリーロード高輪

商店街一覧

高輪の丘の上で、「忠臣蔵」と「め組の喧嘩」に出会う。

終わらない秋雨の合間を縫って訪れたのは高輪。
都営浅草線高輪台駅を地上に出ると
目の前には桜田通り(国道1号線)が通っている。
桜田通りの東に並行してある二本榎通りを北へ向かう。
しばらく行くと望楼が際立つレトロな建物が見えてきた。
建物は高輪消防署二本榎出張所。
入り口の脇の案内版には「昭和8年の竣工で、海抜約25mの望楼から
当時は東京湾を眼下に眺望できた」と記されている。
通りには消防署から先にシックな街路灯が立っている。
ここから先が今日の目的商店街「メリーロード高輪」だ。
消防署の隣に青いサンシェードが鮮やかなテーラーが
シャッターを上げていた。
店主が洋服の直しをしている店内には
英国製の高級な生地が並んでいる。
江戸時代には大名の下屋敷が、
明治以降は宮邸や要人たちの邸宅が並んだお屋敷町だけのことはある。
商店会の会長もしている「テーラー大駒」の店主に
商店街での催しなどを聞くと、中元と年末の売り出しセールの他に、
近くにある覚林寺の「清正公大祭」にも参加しているそうだ。
毎年5月4日と5日の祭りの日には
通りは多くの人で賑わうのだと話してくれた。
ちなみに覚林寺には加藤清正公が祀られている。
通りを先に進むと紅茶専門店があった。
「高輪アイシス」の店主は英国に20年住んでいたことから
紅茶に魅了された人物。
店ではインドから直輸入したキャッスルトン茶園の
ダージリン紅茶を中心に香り高い本物の紅茶を販売している。
紅茶店のすぐ先では小さな和菓子店が営業中。
「玉川屋 惣八」は季節の和菓子と茶道用菓子を販売している。
店の人気はオリジナルの「討入り蕎麦まんじゅう」。
まんじゅうの名前は泉岳寺に眠る忠臣蔵の四十七士が由来。
さらに先、東海大学品川キャンパスの向かいに
日用雑貨を商う店があった。
「高輪 尾花屋」は雑貨店になってからでも100年以上。
その以前は人力車を扱う車屋だったとのこと。
少なくとも元禄時代から続くので、その歴史は350年以上になる。
驚くなかれ、歌舞伎の演目「神明恵和合取組~め組の喧嘩」
に出て来る尾花屋女房おくらはご先祖様だ。
今日は他に骨董美術品店や珈琲豆店、豆腐店、
化粧品店などの物販の個店で話を伺った。
高輪は少し敷居が高い気がしていたが、さにあらず。
どの店の店主も気取り無く気さくな人柄の人たちばかりだ。
さあ、討入り蕎麦まんじゅうを買って、
泉岳寺の四十七士に挨拶して帰ろう。
今日のお茶はダージリンティーに決まりだ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 玉川屋 惣八

    玉川屋 惣八

    店では季節の和菓子と茶道用菓子を販売している。間口の狭さと飾らない店内は、さながら茶室を思わせる。今日のショーケースには水羊羹や葛桜などの夏の和菓子が涼しげに客を待っている。少しすると秋の菓子である栗むし羊羹が並ぶことだろう。通年販売で人気は店オリジナルの「討入り蕎麦まんじゅう」。これは近くにある泉岳寺の赤穂四十七士に由来する。

    玉川屋 惣八

    玉川屋 惣八 玉川屋 惣八

    店では季節の和菓子と茶道用菓子を販売している。間口の狭さと飾らない店内は、さながら茶室を思わせる。今日のショーケースには水羊羹や葛桜などの夏の和菓子が涼しげに客を待っている。少しすると秋の菓子である栗むし羊羹が並ぶことだろう。通年販売で人気は店オリジナルの「討入り蕎麦まんじゅう」。これは近くにある泉岳寺の赤穂四十七士に由来する。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・港区高輪2丁目5−12

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