亀戸
中央線(各駅停車) 亀戸駅

亀戸天神通り商店街

商店街一覧

♪梅は咲いたか、梅酒は呑めるかいな。

近所の梅の古木が白い花をつけた。
その仄かな匂いに誘われて、
本場で梅の花を見ようと思い亀戸天神に向かった。
亀戸駅北口を出て明治通りを北へ歩くと
蔵前橋通りと交わる亀戸四丁目交差点に出る。
交差点の近くに
「亀戸天神通り商店街」と記されたモニュメントがあった。
蔵前橋通りを西に少し行くと亀戸天神があるのだが、
天神様の梅を愛でる前に、まずは商店街を散策だ。
街路灯に「亀戸天神 梅まつり」のフラッグが下がる通りを歩くと、
店先で服を選んでいる数人のご婦人の姿があった。
「ブティック ジュリー」は、昭和42年創業の婦人服の店。
店の人に話を聞くと、
店は婦人服製造卸売業をしている会社の直営店舗とのこと。
どうりで品数が多いはずだ。
お客は近所の常連の他に
亀戸天神に参拝に来た人たちも少なくないと教えてくれた。
店を出て先に進むとレトロな雰囲気の店舗を発見。
「福地写真館」は1920年に創業した写真館だ。
今、シャッターを切るのは三代目と四代目。
「福地写真館」は亀戸天神の専任写真館でもあるので、
境内での撮影も柔軟に対応してくれる。
子どもの初宮参りや七五三詣などの写真撮影は
「福地写真館」に頼めば間違いないだろう。
三代目によると2月3月は「梅まつり」、
4月は「藤まつり」が亀戸天神で開催されるので、
この時期、通りは大いに賑わうそうだ。
そろそろ目的の亀戸天神へ。
何気なく歩道と車道の間にある車止めに目をやると
何やら意匠が施されている。
よく見ると鳥のデザインだ。
これは亀戸天神の「うそ替え神事」に由来する鳥の
「うそ」をモチーフにしたに違いない。本日のプチ発見。
亀戸天神入口の信号機がある丁字路を右に入ると
大きな赤い鳥居が見える。
鳥居を潜って、目の前の太鼓橋に上がると
「福地写真館」の三代目が言う通り、
眼下には思い思いに梅を見るたくさんの善男善女たちの姿。
境内には様々な種類の梅が紅や白の花を付けて、
訪れる人の目を楽しませている。
僕もぐるりと境内を回ってみるうちに
母が作った梅酒がまだ残っていることを思い出した。
花より団子、団子より梅酒・・・
20年以上前の梅酒は、今でも呑めるかな?

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・江東区亀戸2丁目43−5 徳永ビル

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