街てく。 | 今日も、ぶらっと商店街

矢口渡

東急多摩川線　矢口渡駅

道塚宮元睦商店会

商店街一覧

東急多摩川線の矢口渡駅に来た。
今日は北風が強く一段と寒い。
駅前の商店街を抜けて、住宅地を散策して歩く。
駅からは随分離れてきた。
アスファルトからレンガに変わる通りの角に青果店が見える。
店の横に立つ街路灯には「道塚宮元睦商店会」と記されている。
青木青果の隣には豆腐店の看板があるが、
豆腐店の扉は閉められている。
少し先に「M&Hのお惣菜」の看板を発見。
店に入ると鮭や秋刀魚などの焼魚、トンカツやからあげなどの揚物、
ポテトサラダや春雨サラダなど、たくさんの総菜が並んでいる。
手作り総菜と弁当を販売するのは店主ご夫妻。
ご主人に人気商品を聞くと間髪入れずに「しょうが焼き弁当」と一言。
M&Hという店名の由来を聞くと店主は秘密だと言ったが、
女将さんが「二人のイニシャルなの」と笑う。
仲の良い二人が作る総菜の味は推して知るべし。
並びにはクリーニング店、米店、肉店、青果店がある。
青果店の早川商店にはリンゴやミカンなど
季節の果物が美味しそうに並んでいる。
店を切り盛りするのは二代目ご夫妻。
女将さんに聞くとシャッターが下りている隣の肉店は
卸専門で小売りはしていないとのこと。
商店街では毎月第二土曜日にイベントを開催していて、
季節ごとの催しをしているそうだ。
前回は紅白餅の配布や鰤の解体ショーを実施。
毎年10月には宮元祭りも開催していて
近所の子どもたちで通りは賑わうのだと話してくれた。
戦前から続く佐藤米店の店主に道塚宮元睦商店会の名称のことを聞いた。
道塚は旧町名で少し先に道塚神社のお宮があるので
宮元なのだと教えてくれた。
では、神社へ行ってみようと通りを進むと
商店街の終わり近くに鮮魚店があった。
店の名は魚千。
前回のイベントで鰤の解体をしたのは魚千のご主人なのだろう。
小売りの肉店は無くなったが、
鮮魚店と二軒の青果店がある道塚宮元睦商店会に拍手。
商店街を抜けた少し先に道塚神社はあった。
社殿の前の立派な狛犬の他に境内には古い狛犬がいた。
人々に撫でられたのか擦り切れた感じの小ぶりの狛犬に心を惹かれる。
商店街で頑張る小さな個店の店主たちの顔がだぶって見えた。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

商店街。ひと、もの、あじ

早川商店

二代目が暖簾を守る青果店の店先にはリンゴやミカンなどの冬の果物が鮮やかな色を見せて並んでいる。奥では女将さんが大きな鍋で作った総菜を小分けにして並べている。今日の総菜はキンピラゴボウ。青果店のキンピラゴボウだ。きっと美味いに違いない。

早川商店

二代目が暖簾を守る青果店の店先にはリンゴやミカンなどの冬の果物が鮮やかな色を見せて並んでいる。奥では女将さんが大きな鍋で作った総菜を小分けにして並べている。今日の総菜はキンピラゴボウ。青果店のキンピラゴボウだ。きっと美味いに違いない。
M&H

総菜と弁当の店では朝3時から仕込みが始まる。焼き物、揚物、煮物、サラダなど、店に並ぶ商品はとても多彩だ。日替わりのものもあるが、一番人気は定番のしょうが焼き弁当。店名の「M&H」は、店主夫妻の頭文字。仲睦まじい二人が作る総菜と弁当は街で人気だ。

M&H

総菜と弁当の店では朝3時から仕込みが始まる。焼き物、揚物、煮物、サラダなど、店に並ぶ商品はとても多彩だ。日替わりのものもあるが、一番人気は定番のしょうが焼き弁当。店名の「M&H」は、店主夫妻の頭文字。仲睦まじい二人が作る総菜と弁当は街で人気だ。