竹ノ塚
東武スカイツリーライン 竹ノ塚駅

竹の塚東口商店街

商店街一覧

カリンが実る通りに聞こえるのは、秋の足音。

2、3日前までの暑さが嘘のように、Tシャツ1枚では少し肌寒い。
今日は秋の空気に包まれた東武スカイツリーライン竹ノ塚駅に来た。
東口に出ると、駅前ロータリーの周りには団地が林立している。
ロータリーから真直ぐ東に延びる通りがあった。
団地に挟まれた通りを多くの人たちが往来している。
団地の1階には見慣れたチェーン店が多く並んでいる。
飲食店やファストフード店、スーパーマーケットなどが並ぶ一角に
「竹の塚駅前名店街」と書かれたサインボードを見つけた。
サインボードの下には嬉しいことに
酒店と惣菜店と青果店が軒を並べている。
昼前の青果店は買い物客で賑わっている。
惣菜店「旭屋」の看板には
「竹の塚名物 手造りの味 田舎おはぎ」の文字が。
中に入ると様々な総菜や弁当と共に大きな「おはぎ」が並んでいる。
店主に聞くと店は団地が出来た当初から商売を続けて、
もう60年になるそうだ。
「田舎おはぎ」も長い間、竹の塚の人たちに愛されてきたのだろう。
通りを少し先に進むと緑色の街路灯が出てきた。
街路灯のフラッグには「カリンロード」と書かれている。
通りに立ち並ぶ街路樹を見ると
緑色の立派なカリンがたくさん実っている。
通りに目立つのはカリンの木々と飲食店だ。
さらに歩いて、信号機のある交差点を渡ると
街路灯の色が変わった。
形は同じなのだが色が緑色から黄色になった。
フラッグに描かれた文字は「ニコニコ通り」。
ニコニコ通りに入って直ぐの場所に客で賑わう生花店があった。
フローリスト中島には
色とりどりの切り花や鉢植えが並んでいる。
さらに先に行くと、
ニコニコ通りの街路灯が途切れる手前に呉服店がシャッターを上げていた。
「おぐらや 一越」では二代目が店を切り盛りしている。
二代目店主に街路樹のカリンについて訊ねると、
記憶が定かではないが木は
30~40年程前に植えられたのではないかと教えてくれた。
もう少しすると熟して黄色く色付くのだと嬉しそうだ。
「竹の塚駅前名店街」、「カリンロード」、「ニコニコ通り」と
続く商店街で存在感を示すカリンの木々。
街路灯が緑色から黄色に変わって行くように、
カリンの実が黄色く色付く季節は近い。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・足立区竹の塚6丁目9−3

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