南砂町
東西線 南砂町駅

仙気いなり通り会

商店街一覧

通りを歩けば、八幡さまとお地蔵さまとお稲荷さんのご利益が。

去年の今頃、南砂町駅近くの元八幡通り商栄会を訪れたのだが、
その際、気になる商店街があった。
元八幡通り商栄会の先に続く仙気いなり通り会だ。
その名の通り、商店街の近くには仙気稲荷神社がある。
仙気稲荷は、主に下腹の病に霊験があるらしい。
仙気いなり通り会に店舗は少ない。
物販の個店では、貴金属店、米店、薬局、洋品店などが、
今日はシャッターを開けていた。
どの店も60年、70年と続く古くからの店だ。
洋品店、グンマヤは昭和24年創業。
当初は主に作業服を扱っていたが、
今は婦人洋品が主なラインナップ。
屋号からも分かる通り、初代は群馬県出身だ。
商店街の会長も務める中里米店の主人は二代目。
商店街にとどまらず、砂町、いや江東区全域の事に詳しい。
今日は、昔の写真を見せてもらいながら、商店街と砂町の今昔、
祭りの事、商店街のイベントなど、色々な話を聞かせてくれた。
仙気いなり通り会は60年以上続く商店街で、
昭和50年代までは200メートル余りの通りの左右全てが店舗。
もちろん生鮮三品の店も複数あり、
バス通りでもある仙気稲荷通りは車と人でごった返したそうだ。
春と秋の歩行者天国では、
イカ焼きや綿あめなどの出店と各種のイベントを実施。
ウルトラマンショー、ミニSL、大道芸、
鼓笛隊などのイベントは大盛況だったが、
ここ2年は、コロナで開催できていない。
米店の店内には祭りや神輿の写真がたくさん飾られていた。
残念ながら、祭りもコロナで延期中だ。
仙気稲荷神社の狐像も確りとマスクをしている。
このマスクが取れる時、商店街に再び鼓笛隊の笛の音が鳴り響くことだろう。
元八幡通りの近くには富賀岡八幡宮があり、
仙気稲荷通りの近くには仙気稲荷神社があり、
通りの途中には延命子育地蔵尊まで鎮座している。
ここは、なんとも縁起が良い通りなのだ。
今日は、何か良いことがあるかもしれない・・・。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 中里米店

    中里米店

    昭和25年創業の米店。今、店を守るのは気風が良くて気さくな二代目だ。今日、最初に店を訪れた時は、入り口に「配達中です」の張り紙。お米屋さんは重たい米を配達するのも大切な仕事だ。年末には餅もついて販売している。体力が無いと務まらない商売だ。二代目は商店街の会長でもある。今日は、店の事、商店街の事、街の事、祭りの事などを昔の写真を見せてもらいながら色々と伺うことができた。砂町の貴重な生き字引に出会えた。

    中里米店

    中里米店 中里米店

    昭和25年創業の米店。今、店を守るのは気風が良くて気さくな二代目だ。今日、最初に店を訪れた時は、入り口に「配達中です」の張り紙。お米屋さんは重たい米を配達するのも大切な仕事だ。年末には餅もついて販売している。体力が無いと務まらない商売だ。二代目は商店街の会長でもある。今日は、店の事、商店街の事、街の事、祭りの事などを昔の写真を見せてもらいながら色々と伺うことができた。砂町の貴重な生き字引に出会えた。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・〒136-0076 東京都江東区南砂3丁目4−9

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