街てく。 | 今日も、ぶらっと商店街

北千住

小田急電鉄　北千住駅

千住旭町商店街

商店街一覧

今日は北千住駅東口に来てみた。
ロータリーの右手にTDUのロゴンマークが入った大きなビルが見える。
これは東京電機大学の校舎だ。
通りの街路灯には「学園通り」「千住旭町商店街」のサインボード。
通りの左手にあるのは足立学園の中学校と高等学校。
「学園通り」の名称はこの足立学園に由来する。
駅の近くは飲食店が多い。
生徒や学生たちのお腹を満たしてくれる店が満載だ。
通りを進んで行くと物販の個店がチラホラと現れ始めた。
帽子店、生花店、洋品店、青果店、精肉店、
米店、和菓子店、パン店などがある。
なんと、銭湯は2店舗が現役だ。
文具店のご主人によると、
以前は商店街には200店舗以上の個店がシャッターを開けていたそうだ。
1999年制作の商店街マップを見せてもらうと、
確かに個人商店が目白押しだ。
当時は魚店もあり、生鮮三品の店舗が揃っている。
書店、玩具店、時計店、呉服店などもあり、
千住旭町商店街に来れば何でも揃う店舗ラインナップだ。
今、個人商店は大変な時代ですね、と聞くと「意地だね」と笑うご主人。
この笑顔がこれまで続いている個店の理由なのだろう。
今日は、文具店の他、和菓子店と青果店で話を聞いたのだが、
どの店の人たちも優しいのだ。
失礼な言い方かもしれないが、下町だと思っていた北千住は学問の街だ。
北千住駅の東口には、少し離れているが東京未来大学もある。
西口には、東京藝術大学と帝京科学大学のキャンパスがある。
足立学園は、昭和4年に地域の人たちの熱望で開校した学校だ。
ここは若者たちが未来へ歩きだす街でもある。
「行春や鳥啼魚の目は泪」と詠んで芭蕉が奥の細道へ向かったのもこの地だ。
北千住は人生の旅立ちの地でもある。
学園通り旭町商店街は、地域に暮らす人だけでなく、
明日を担う人たちも優しく支えているようだ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

商店街。ひと、もの、あじ

和菓子のせりかわ

店先に並ぶ「だんご」や「いなり寿し」は、その日に売り切る分をその日の朝作る。それが「せりかわ」のモットーだ。毎朝4時過ぎから作り始めるだんごは上新粉以外に何も使っていない。添加物は一切無し。その焼だんごを一本頂いた。かかっている蜜が甘すぎないのは僕好み。

和菓子のせりかわ

店先に並ぶ「だんご」や「いなり寿し」は、その日に売り切る分をその日の朝作る。それが「せりかわ」のモットーだ。毎朝4時過ぎから作り始めるだんごは上新粉以外に何も使っていない。添加物は一切無し。その焼だんごを一本頂いた。かかっている蜜が甘すぎないのは僕好み。
杉本青果店

二代目と三代目が暖簾を守る青果店。さまざまな種類の野菜と果物が並ぶ前で、常連客が品定めをしている。漬物はもちろん自家製。今日は白菜漬けと胡瓜、大根、蕪の糠漬けが並んでいた。気さくな三代目にお勧めの野菜や果物を聞きながら買い物をするのも楽しい店だ。店先に山うどを見つけた。まだまだ寒いが、春は一歩ずつ近づいているようだ。

杉本青果店

二代目と三代目が暖簾を守る青果店。さまざまな種類の野菜と果物が並ぶ前で、常連客が品定めをしている。漬物はもちろん自家製。今日は白菜漬けと胡瓜、大根、蕪の糠漬けが並んでいた。気さくな三代目にお勧めの野菜や果物を聞きながら買い物をするのも楽しい店だ。店先に山うどを見つけた。まだまだ寒いが、春は一歩ずつ近づいているようだ。
よしだや

ご主人が集めたさまざまなペコちゃん人形が入り口のショーケースの中から出迎えてくれる文具店。文具の品揃えが豊富なのに加えて駄菓子が置いてあるのが嬉しい店舗だ。隣接する足立学園の生徒たちにとっても、この駄菓子は学園生活に不可欠なのではないだろうか。ご主人は商店街の生き字引。今日も商店街のこと、北千住の街のことを僕に色々と教えてくれた。ご主人、ありがとうございました。

よしだや

ご主人が集めたさまざまなペコちゃん人形が入り口のショーケースの中から出迎えてくれる文具店。文具の品揃えが豊富なのに加えて駄菓子が置いてあるのが嬉しい店舗だ。隣接する足立学園の生徒たちにとっても、この駄菓子は学園生活に不可欠なのではないだろうか。ご主人は商店街の生き字引。今日も商店街のこと、北千住の街のことを僕に色々と教えてくれた。ご主人、ありがとうございました。