船堀
都営新宿線 船堀駅

三角商店会

商店街一覧

丸でもバツでも四角でもない。ここは三角商店会。

葛西臨海公園をはじめ、江戸川区には大小の公園が多い。
その中でも、新川千本桜の遊歩道、古川親水公園、
一之江境川親水公園は、僕が度々散歩をする場所だ。
その散歩コースの近くに以前から気になっていた商店街がある。
その名は三角商店会。
このネーミングが気になって仕方がなかった。
三角商店会は、一番近い船堀駅から歩いて15分程かかる。
営業している店舗数は多くないが、
今日は鮮魚店、生花店、酒店、パン店、惣菜店、
地元のスーパー、蕎麦店などがシャッターを上げていた。
場所柄、一見の客が来ることは少ないだろう。
主な顧客は、地域の常連だ。
鮮魚店の魚信も生花店の花重も、写真を撮って話を聞いている間、
常連客が来て世間話をしながら買い物をしていた。
魚信に並ぶ魚の種類は多彩だ。
大きなメバルが僕の目を惹く。
夏場は鰻の蒲焼も焼いている。
花重も、広い店内に様々な切り花が並んでいる。
東京はお盆の時期なので、店先にはお盆飾りの鬼灯があった。
新鮮な魚も季節の花も、地域の人たちにとって、無くてはならないものだろう。
花重のご主人に聞いてみると、三角の名前の由来は、
この地域がちょうど三角形になっているからだろうとのこと。
昔は30以上の店舗が並んでいたが、今は15店舗程に減ってしまったそうだ。
帰りに一之江境川親水公園を歩いた。
水がゆっくりと流れている。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」か。
魚信も花重も、流れに抗って商店街に在り続けて欲しい街に不可欠な店たちだ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 花重

    花重

    店主と奥さんと息子さんと、家族で経営する生花店。東京のお盆で忙しい最中にも拘らず、笑顔で対応してくれた心優しいご家族だ。話を聞いている間に、常連客らしい婦人が来店して来た。聞くとは無しに聞いていると、店主は花の料金を少し安くしていた。地元に密着した個店ならではの光景だ。こういう店を無くしてはならない。

    花重

    花重 花重

    店主と奥さんと息子さんと、家族で経営する生花店。東京のお盆で忙しい最中にも拘らず、笑顔で対応してくれた心優しいご家族だ。話を聞いている間に、常連客らしい婦人が来店して来た。聞くとは無しに聞いていると、店主は花の料金を少し安くしていた。地元に密着した個店ならではの光景だ。こういう店を無くしてはならない。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・江戸川区船堀7丁目10

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