街てく。 | 今日も、ぶらっと商店街

尾山台

東急大井町線　尾山台駅

尾山台商栄会

商店街一覧

東急大井町線の尾山台駅の改札を出ると、
目の前の生花店「フローリストのだ」には春の花が並んでいる。
冷たい北風が吹く中、色鮮やかな花々が暖かい気分にしてくれる。
左手に緩やかな上り坂。
見上げると大きなアーチに「HAPPY ROAD OYAMADAI」。
今日来たのは尾山台商栄会。
愛称はハッピーロード尾山台だ。
石畳が引き詰められている緩やかな坂を上って行く。
この街には東京都市大学があるのだが、今は春休みで学生の姿は少ない。
通りにはフルーツ店、パン店、米店、
菓子店などの物販の個店がシャッターを上げている。
通りの中程の店先に籠を吊るしている店舗を見つけた。
「kobaco.」は籠をメインにした暮しの道具店だ。
その先の壁に大きく「八百屋ジャズ」の文字。
こちらは産直・オーガニックの青果を扱う店。
店主は現役のジャズピアニストでもある。
さらに先に進むと茶舗の「秋山園」。
静岡掛川の茶葉の他、タバコの品揃えも豊富。
秋山園は葉っぱの店だ。
ハッピーロード尾山台には、なかなか個性豊かな店が揃っている。
坂を上りきると目の前に現れるのは環八通り。
環八を渡り反対の坂道を下りて行くと大学があり、
その先には多摩川が流れている。
多摩川の土手に桜が咲く頃、
駅前の坂道を新入生たちが上って行くのだろう。
僕が高校生の時、NHKの番組に矢沢永吉さんが出演した。
番組の中で永ちゃんが成人の日にタクシーの運転手に語った言葉が忘れられない。
「この中で何人の人が幸せになれるんでしょうね？たくさんなれればいいね」。
「向こう10年間ではっきり差がつきますよ、やった奴とやらない奴」。
ハッピーロードを上る学生たちに、矢沢さんの言葉を送ります。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

商店街。ひと、もの、あじ

八百屋ジャズ

2011年に創業した産直・オーガニックを扱う青果店。屋号が示す通り店主は今でも定期的にジャズピアノを演奏しているプロのジャズマンだ。昔はキャンディーズのバック演奏をしていたこともある。さらにコピーライター、ホテル支配人を経て今に至る異色の人。店に並ぶ美味しそうなレンコンやトマトはもちろん、糠漬けに使う糠もオーガニックだ。お孫さんに送るリンゴを選ぶ常連の婦人が「美味しくて新鮮で安心だし。何より店主が優しいの」と笑顔。店主は野毛にある全世代コミュニティカフェの「楽ちん堂」にも野菜を提供している。店主は婦人の言う通り優しいのだ。

八百屋ジャズ

2011年に創業した産直・オーガニックを扱う青果店。屋号が示す通り店主は今でも定期的にジャズピアノを演奏しているプロのジャズマンだ。昔はキャンディーズのバック演奏をしていたこともある。さらにコピーライター、ホテル支配人を経て今に至る異色の人。店に並ぶ美味しそうなレンコンやトマトはもちろん、糠漬けに使う糠もオーガニックだ。お孫さんに送るリンゴを選ぶ常連の婦人が「美味しくて新鮮で安心だし。何より店主が優しいの」と笑顔。店主は野毛にある全世代コミュニティカフェの「楽ちん堂」にも野菜を提供している。店主は婦人の言う通り優しいのだ。
kobaco.

6年前に自由が丘で開店した籠をメインにした暮しの道具店。2022年11月にここ尾山台に移って来た。お洒落な店内にはナチュラル素材の大小様々な籠が並んでいる。僕の目を引いたのは昔の銭湯にあった脱衣籠。寒い今日は、銭湯のお湯にどっぷりつかりたい気分。

kobaco.

6年前に自由が丘で開店した籠をメインにした暮しの道具店。2022年11月にここ尾山台に移って来た。お洒落な店内にはナチュラル素材の大小様々な籠が並んでいる。僕の目を引いたのは昔の銭湯にあった脱衣籠。寒い今日は、銭湯のお湯にどっぷりつかりたい気分。