今日訪れたのは東急田園都市線の用賀駅。
「用賀駅前入口」の交差点を右へ折れて
用賀中町通りを進んで行く。
玉川通りの上を通る首都高速の高架を潜ってさらに先に進むと
商店街の街路灯が見えてきた。
街路灯には「明るく楽しい商店会 中町商店会」
と書かれたフラッグが揺れている。
商店街を歩いて行くと
駒沢通りとの交差点にペルシャ絨毯の店があった。
目の保養にと高級絨毯を見に中へ。
「キミヤ」の店主は冷やかしの僕を快く迎えてくれて、
ペルシャ絨毯の事を詳しく教えてくれた。
実際に触ってみるとシルクとコットンの肌触りの差は歴然だ。
手編みのシルクの絨毯が高価なことも頷ける。
駒沢通りにも商店街の街路灯が続いている。
色付き始めた街路樹を眺めながら駒沢オリンピック公園方面へ歩くと
和栗専門店「くりはち」の看板を見つけた。
小さな店では国産の栗を焼いて販売している。
今日、店に並ぶのは愛媛県中山と茨城県岩間の栗だ。
話を聞いていると、店の人が味見をさせてくれた。
美味しいので家への土産に愛媛県中山の栗を購入。
今年初の栗だ。
用賀中町通りへ戻りさらに先へ行くと
街路灯の終わり近くにパン店がシャッターを上げていた。
「フレッシュベーカリー ミミ」の店内には様々なパンが並んでいる。
どのパンもお手頃価格だ。
店の人気はモッツァレラシュレッドとダイスチーズを
フランスパンの生地で包んで焼いた「チーズクッペ」。
店は小売りだけでなくレストランやホテルなどにもパンを卸しているそうだ。
近隣の人だけでなく、
レストランで聞いてパンを買いに来る客も多くいるとのこと。
味はお墨付きだ。
商店街を少し外れると用賀中町通りと並行して小さな川が流れていた。
川岸の木々も秋の色に染まり始めている。
駅へ戻る途中に文具店があった。
「松美屋文具店」では女将さんが常連客と話をしている。
女将さんに裏を流れる川の事を聞くと、
川の名は「矢沢川」と言って等々力渓谷を流れて多摩川に注いでいるそうだ。
栗を食べながら中町商店会を散策し、
矢沢川沿いを等々力渓谷まで歩いて行く。
これは秋の散歩コースにお勧めです。

案内人:小林猛樹
写真はこちら