今日は霜降。
北風に吹かれながら訪れたのは高円寺。
駅の北口へ出て左に。
少し行くと「中通り商店街」と書かれたポールが見えた。
ポールの写真を撮りながら高架脇の一方通行の細い通りへ入って行く。
通りの街路灯には音符の装飾が施され
「中通り商店街」のプレートがはめられている。
駅近の商店街の多くがそうであるように、
この通りに目立つのは飲食店の看板だ。
料理の種類は、焼き鳥、焼きトン、寿司、天ぷら、串カツ、
焼き肉、ジンギスカン、ラーメン、パスタ等々。
店の種類は居酒屋、BAR、CAFÉ、町中華から洋食店や定食店まで。
地域を見ても沖縄、九州、信州、北海道、イタリア、トルコ、
バングラデシュ、ペルシャ等、その他多様な顔ぶれ。
365日、毎日通っても飽きることがなさそうな美味しいラインナップだ。
そんな中、脇道へ入るとベーカリーと
茶舗とが並んでシャッターを上げていた。
緑色のサンシェードに青い文字で「茶処 つきじ」と書かれた店には
30種類以上の緑茶が売られている。
写真を撮りながら店主に聞くと店は50年以上から、
この場所で商いを続けているそうだ。
隣のベーカリーは客足が絶えないので話を聞くことは断念。
通りを先へ歩いて行くと途中で街路灯にはめられたプレートの文字が
「北中通り商店街」に変わった。
こちらにも洋食店や蕎麦店などの飲食の店が多いのだが、
通りには古着店や雑貨店など、物販の店の看板もチラホラ。
残念なことに時間が早いからか多くの店はまだシャッターを上げていない。
そのおかげで、
シャッターに描かれたグラフィティを見ながら歩くことができた。
アルファベットをデフォルメしただけのものもあるが、
中にはふと足を止めて見入ってしまうストリートアートもある。
通りのチラシや捨て看板には「高円寺中通り商店街ミュージックストリート」
「高円寺フェス2025」「馬橋盆踊り」といった和洋入り乱れた
様々なイベント告知の文字が躍っている。
さすが高円寺。
多彩なグラフィティとイベントに彩られた
高円寺中通商栄会と高円寺北中通り商栄会は、
サブカルの街に相応しい商店街だ。

案内人:小林猛樹
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