街てく。 | 今日も、ぶらっと商店街 — 東高円寺駅通り商店会

東高円寺

丸ノ内線　東高円寺駅

東高円寺駅通り商店会

商店街一覧

東京メトロ丸ノ内線の東高円寺駅からすぐの所、
青梅街道から大久保通りに抜ける通りが東高円寺駅通り商店会だ。
愛称はニコニコロード。
飲食店が多めの通りだが、
青果店や魚店の生鮮食品を扱う店舗が健在なのは嬉しい。
今日は他に洋品店、化粧品店などの物販の個店がシャッターを上げていた。
ポカポカと春を感じる陽気の中、鯛と海老が波に跳ねる看板を見つけた。
鯛に惹かれたのか猫までのんびりと細い石畳の通りを歩いて来る。
看板の店は、もちろん魚店。
その㐂久屋水産の看板には学校給食の文字も。
店先には美味しそうな刺身や焼き魚などの惣菜が並んでいる。
笑顔が眩しい女将さんに聞くと、
創業70年以上の魚店は学校や養護施設などにも食材を提供しているとのこと。
もうすぐお昼。
子どもたちが心待ちにしている給食の時間が始まる。
ひときわ人が集まっている店があった。
その店舗は梅六青果店。
大正時代から続く店ではニコニコと元気な女将さんが接客をしている。
その女将さんによると、
通りは明治22年に施設された甲武鉄道の中野駅から堀ノ内妙法寺に向かう参道で、
その頃から商店が建ち始めて、今に続くそうだ。
コロナ禍の現在は自粛しているが、ハロウィンや納涼大会、
お茶会などのイベントも積極的に開催していて、
近くの女子美術大学の学生たちがハロウィンの衣装を作ったり、
似顔絵を描いたりして一緒に参加してくれるのだと嬉しそうに話してくれた。
女子美のキャンパスには「サモトラケのニケ」像がある。
ニケは勝利の女神だ。
ニコニコロードの愛称通りの笑顔の店主と
アートを志す乙女とサモトラケのニケが力を合わせれば、
きっとコロナにだって打ち勝てる・・・
そんな予感がする早春の一日だった。

案内人:小林猛樹
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商店街。ひと、もの、あじ

梅六青果店

大正11年創業の青果店。店を切り盛りする元気な女将さんは、商店会の会長でもある。話を伺っている間も店先に並ぶ旬の野菜や果物を求める常連客が後を絶たない。客同士も顔見知りなのだろう、店先で世間話に花が咲いている。ミカンを求めるお客に「イチゴが安くて美味しいよ」と声をかける女将さん。何気ないふれ合いの中に、地域に密着した人情商店街の姿を見た。

梅六青果店

大正11年創業の青果店。店を切り盛りする元気な女将さんは、商店会の会長でもある。話を伺っている間も店先に並ぶ旬の野菜や果物を求める常連客が後を絶たない。客同士も顔見知りなのだろう、店先で世間話に花が咲いている。ミカンを求めるお客に「イチゴが安くて美味しいよ」と声をかける女将さん。何気ないふれ合いの中に、地域に密着した人情商店街の姿を見た。