東あずま
東武亀戸線 東あずま駅

東あづま本通り会(あづまテラス)

商店街一覧

小さな女の子は甘いパンがお好き。

2両編成の電車に乗ってやって来たのは
東武亀戸線の東あずま駅。
亀戸線は亀戸と曳舟を結ぶ全5駅の短い路線だ。
亀戸線に乗るのも、もちろん東あずま駅に降りるのも初めて。
駅を出て踏切を渡ると線路脇に
「あづまテラス」と書かれた商店街の案内マップがあった。
マップには可愛らしいイラストで
寺社や公園、商店などが描かれている。
駅のすぐ近くには大きなマンションがあり、
その1階と2階に商店が入っている。
1階の青果店のシャッターには「本日臨時休業」の貼り紙。
他に玩具店や酒店などの物販の個店の看板があるのだが、
シャッターは下りたままだ。
マンションを横目に緩いカーブを曲がるとスカイツリーの姿。
さすが墨田区。
マンションを通り過ぎて先へ向かうと店舗は少なくなる。
しばらく行くと鮮魚店があったが、
こちらも今日はシャッターが下りている。
さらに先へ歩いて行くと
「丁ちん 鷲尾」と染め抜かれた大きな暖簾を発見。
鷲尾商店の店主は提灯に江戸文字を書く職人だ。
店は祭りの時期や正月が繁忙期とのこと。
下町の祭りは夏祭り。
今、鷲尾商店は骨休めの季節か。
鷲尾商店の斜向かいに立派な仁王像が立つ曹洞宗の寺院があった。
玉砂利が敷き詰められた明源寺の境内を少し散策。
冷たい空気が心地良い。
通りに戻り先に行くと
亀のイラストと共に「かめぱん」と書かれた看板があった。
店内には50種類以上のパンが並んでいる。
1952年創業のパン店の人気は、カレーパンの「カレー番長」と
フランスパンに明太子とバターマヨネーズを入れた「明太マドンナ」。
パンを撮影して外に出ると、
小さな女の子を連れたお母さんがやって来た。
二人に聞くと女の子は「あんドーナツ」と
亀の形をしたメロンパン「カメロンパン」が好物だと教えてくれた。
商店街は「かめぱん」の少し先の明治通りで終わる。
東あずま駅へ戻る途中、工務店の主人がシャッターを上げていた。
主人に聞くと「あづまテラス」は商店街の愛称で
正式には「東あづま本通り会」。
「あづま」は昔の町名で吾嬬と書くのだと目の前の小学校を指さす。
小学校の名前を見ると確かに「墨田区立 立花吾嬬の森小学校」とある。
主人は駅名がなぜ「づ」でなく「ず」の「あずま」なのかと首を傾げた。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・墨田区立花

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