浅草
銀座線 浅草駅

浅草ひさご通り商店街

商店街一覧

普段着の浅草がある。でも、火曜日はダメよ。

浅草の空には、灰色の雲が流れている。
曇天の中でも、雷門や仲見世には多くの人が歩いている。
着物を着た若い女性や修学旅行の生徒たちに交じって、
外国から来た人たちの姿を見ることもできる。
コロナ前程では無いのだろうが、なかなかの賑わいだ。
あちこちの通りを歩いてみた。
浅草の商店街は、観光客を相手にする通りが多いようだ。
落語定席「浅草演芸ホール」やいろものの殿堂「東洋館」がある
六区を言問通り方面へ向かうと、朱色の立派なアーケードが現れた。
大きな額の看板には「浅草ひさご通り」の文字。
道行く人は観光客より地元の人が多い。
アーケードを歩いて行くと
シャッターを下ろしたままの店が見受けられる。
通りの中程に、麻の葉文様が壁に施された
「江戸たいとう伝統工芸館」を見つけた。
館内には、江戸指物や江戸べっ甲、
銅器などの工芸品が陳列されている。
入館無料なのは嬉しいかぎりだ。
歩みを進めると日用雑貨店、青果店、理髪店がシャッターを上げていた。
「理容よしだ」と書かれた雰囲気のある理髪店に入って、
三代目の女将さんに話を聞いた。
店は明治時代から110年以上続く老舗だ。
女将さんによると商店街の多くの店は火曜が定休日とのこと。
今日は火曜日。
シャッターを上げている店が少ないわけだ。
通りでは、和装小物、洋品、呉服、カツラ、帽子、履物、
お祭り用品などの店舗が今も営業しているそうだ。
明治創業の老舗の牛鍋の店「米久」もある。
良い意味で観光化されていない昔ながらの浅草を感じる通りだ。
帰りにビートたけしの楽曲「浅草キッド」の
煮込みしかないくじら屋へ行ってみた。
営業時間前で煮込みは食べられなかった。
♪夢はすてたと言わないで 他に道なき二人なのに♪か。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 吉田理容所

    吉田理容所

    明治創業、110年以上続く理髪店。鏡の前には、数種類のハサミと櫛、シャービングカップ、シャービングブラシなどが綺麗に並べられている。道具を丁寧に扱うのは優れた職人の証左だ。常連客が多いが、近頃はネットで探して訪れる一見の若い客も増えている。初めての顔剃りに魅了されてリピーターになる若い人が多いそうだ。

    吉田理容所

    吉田理容所 吉田理容所

    明治創業、110年以上続く理髪店。鏡の前には、数種類のハサミと櫛、シャービングカップ、シャービングブラシなどが綺麗に並べられている。道具を丁寧に扱うのは優れた職人の証左だ。常連客が多いが、近頃はネットで探して訪れる一見の若い客も増えている。初めての顔剃りに魅了されてリピーターになる若い人が多いそうだ。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・台東区浅草2丁目16

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