街てく。 | 今日も、ぶらっと商店街 — 南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街

南阿佐ヶ谷

丸ノ内線　南阿佐ヶ谷駅

南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街

商店街一覧

東京メトロの南阿佐ヶ谷駅を出て目の前の青梅街道を少し東に歩くと
左手に気になる街路灯とアーチが現れた。
アーチには可愛らしい書体で「す」「ず」「ら」「ん」の文字。
街路灯には葉を模したアームの下に
左右合わせて30の灯が小さな花のように並んでいる。
まさしく「南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街」の名前にふさわしい街路灯だ。
通りを進むと点在する街路灯にも
葉のアームの下に2つ3つの灯が花のように可愛い。
商店街には飲食店が多い。
お洒落なcaféや行列のラーメン店などと共に
味わい深い佇まいの町中華や食堂もシャッターを上げている。
物販の店はというと、
青梅街道近くにある精肉店の看板には「肉兵庫屋」と草書体。
残念ながら今日はお休み。
そのすぐ先の大丸薬局の前には10円で動く新幹線の遊具を発見。
さらに先には松村京染店、
明治時代から続く畳店、洋装生地のツツヰ生地店がある。
これらの店は、古くから阿佐ヶ谷で商売を続けているようだ。
ツツヰ生地店の女将さんに話を聞くと、
以前はすずらん通りにもアーケードが在ったのだが、
消防法の問題で撤去したそうだ。
趣あるすずらん灯も昔からあるとのことだった。
話を聞いている最中、初めてらしいお客さんが来店。
女将さんは店に無い商品なので仕入れてくると約束していた。
入り口にはワゴンの商品を手に取る赤ちゃんを抱いたお母さん。
客層や接客から優しさが滲み出ている。
商店街には、ギター専門店の「ラストギター」や
北海道十勝のアンテナショップ「らららマルシェ」などの面白い店もある。
この季節の十勝の名産は長芋だそうだ。
通りを小さな子供たちがアヒルの行列よろしく歩いて行く。
なんと商店街には保育園が3つもあるのだ。
日本には、すずらん通りがたくさんある。
東京だけでも20を数える。
すずらんの花言葉は「再び幸せが訪れる」だ。
南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街を歩いてみたら、
なんとなく幸せな気分になった。

案内人:小林猛樹
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商店街。ひと、もの、あじ

ツツヰ生地店

60年以上続く洋装生地と婦人服の店。元々、洋装生地の専門店だけあって店に並ぶ8割は生地だ。シルク、ウール、綿、ポリエステルから、ドレスを作る高級なモノまで、多種多様な洋装生地が並んでいる。店の奥にはミシンもあって、洋服やバッグをオーダーすることも、サイズ直しや修理を頼むことも可能だ。気さくな二代目の女将さんに聞けば、洋服作りのノウハウも丁寧に教えてもらえる。常連客は高齢の方が多いとのことだが、通園バッグや座蒲団カバーなど幼稚園に通う小さな子供を育てる母さんたちにも無くてはならない貴重な店だ。
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ツツヰ生地店

60年以上続く洋装生地と婦人服の店。元々、洋装生地の専門店だけあって店に並ぶ8割は生地だ。シルク、ウール、綿、ポリエステルから、ドレスを作る高級なモノまで、多種多様な洋装生地が並んでいる。店の奥にはミシンもあって、洋服やバッグをオーダーすることも、サイズ直しや修理を頼むことも可能だ。気さくな二代目の女将さんに聞けば、洋服作りのノウハウも丁寧に教えてもらえる。常連客は高齢の方が多いとのことだが、通園バッグや座蒲団カバーなど幼稚園に通う小さな子供を育てる母さんたちにも無くてはならない貴重な店だ。
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