阿佐ヶ谷
中央線 阿佐ヶ谷駅

阿佐ヶ谷駅北口アーケード街

商店街一覧

東京で二番目に古いアーケード商店街に、七夕凧が舞う。

阿佐ヶ谷駅南口にある阿佐ヶ谷パールセンターは、
七夕まつりに来た人たちでごった返している。
天邪鬼な僕は阿佐ヶ谷駅北口へ。
駅前にある阿佐ヶ谷北口駅前ビルの通路を進むと、
すぐ現れたのが阿佐ヶ谷駅北口アーケード街だ。
こちらのアーケードにも七夕飾りが飾られている。
さらに、近所の小学1年生たちが作った
大きな七夕凧が4つも吊り下げられている。
スイカ割りや花火の絵が描かれた凧は手作り感満載で心が和む。
50m程の短いアーケードの通りには、鮮魚店、宝石店、
生花店などの物販の個店が軒を並べている。
今日お邪魔した個店は、どの店もかなり古くから商売を続けていた。
「カナモノワタナベ」は明治43年創業で、
当初は瀬戸物を扱っていたそうだ。
広い店内には台所用品や生活雑貨、
さらにDIY用品などが所狭しと並んでいる。
大一喜久屋商店は文房具店。
こちらの創業は明治初期で、150年からの歴史がある。
当初はお酒なども扱うよろず屋、今でいうコンビニだったとのことだ。
現在はファンシー文具を含め、多彩な文房具が揃っている。
マリヤ洋品店も100年以上の歴史を持ち、今は四代目が暖簾を守っている。
創業当初は帽子店で、その後、男性衣料、女性衣料、
子供洋品まで様々な衣料品を扱ってきたが、
「今は高齢女性のお客さんが多くなった。時代の流れだね」
と四代目が話してくれた。
千章堂書店は古書店。
他店に比べると若干若い店だが、それでも60年以上この地で商いを続けている。
マリヤ洋品店の店主に聞くと、
阿佐ヶ谷駅北口アーケード街は、東京で2番目に古いアーケード街だそうだ。
子供たちが作る七夕凧も34年前から続いていると教えてくれた。
どの店でも話を聞いている最中に常連と思しき客がやって来た。
客たちの姿を見ても、小学生手作りの凧を見上げても、
阿佐ヶ谷駅北口アーケード街は地域に根付いた商店街だと分かる。
子供たちは、短冊にどんな願いを書いたのだろう。
君たちが大人になっても七夕凧を作ったことを忘れませんように・・・

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・杉並区阿佐谷北2丁目14−5 大坂やビル

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