飯田橋
東西線 飯田橋駅

本多横丁商店会

商店街一覧

イタリアレストランの路地の奥に江戸の粋がチラリ。

今日は神楽坂へやって来た。
飯田橋駅を出て神楽坂下の交差点から坂を上って行く。
平日の午前中だと言うのに坂は多くの人で賑わっている。
しばらく上って行くと坂は平たんになり
毘沙門天で有名な善國寺の山門が見えてきた。
山門の少し手前の路地に目をやると
「本多横丁」のフラッグを下げた街路灯が立っている。
街路灯に誘われて細い通りに入って行くと
ケーキ店がちょうど店を開けるところ。
「チカリシャス ニューヨーク アマリージュ」の中に入ると
店内の壁はコンクリートの打ちっぱなしでとても洒落た雰囲気。
正面のショーケースにはブルックリンシューや
NYチーズケーキなど20種類ほどの生菓子が、
横の棚には焼菓子のコプラーが並んでいる。
今日の土産はコプラーに決まりだ。
通りへ戻り横丁を進む。
商店街に軒を連ねる店の多くは飲食店だ。
寿司、天婦羅、焼鳥から中華、イタリアン、居酒屋、BARなどなど、
「本多横丁商店会」は昼より夜に訪れるべき商店街のようだ。
数少ない物販の店に呉服店があった。
「ほてや」は大正2年の創業の店で
今は三代目と四代目が暖簾を守っている。
三代目に話を聞くと、場所柄花柳界の客も多いそうだ。
少なくなったが、
今でも神楽坂には20人程の芸者が夜の花街を彩っているとのこと。
近くに見番もあるというので見に行くことに。
その名も「見番横丁」を入って行くと渋い佇まいの二階家があった。
玄関の脇に「東京神楽坂組合」の木の看板が掛かっている。
昼前なので流石に御姐さん方の姿を見ることはできない。
「本多横丁」に戻り、幾本もある脇道を散策する。
お洒落なレストランの脇の細い路地の奥には料亭の黒塀が続いている。
夜の帳が下りる頃になれば、
この石畳の上を着物姿の芸者さんがしゃなりしゃなりと歩くのだろうな。
「本多横丁商店会」、
今度はやっぱり夜に来ることにしよう。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・新宿区神楽坂3丁目

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