立石
京成押上線 立石駅

立石駅通り商店会

商店街一覧

この街も、The Times They Are a-Changin' 。

今日は京成立石に来た。
高架化工事真最中の駅を出ると
線路を挟んで北側は高く白い壁に覆われている。
再開発のために今まであった良い意味で雑多な街並みと
店々は跡形もなく取り壊されている。
南口に目をやると「立石駅通り商店街」と
入り口に大きく記されたアーケード商店街は健在だ。
アーケードに入って、まず目につくのは
居酒屋を中心とした飲食店の看板。
さすが、酒呑みの聖地「立石」だ。
歩き始めてすぐ、アンパンマンや
トトロの絵画がたくさん飾られている靴店を見つけた。
「SHOES SPOT!!MIRADORA HOSOYA」で出迎えてくれたのは
三代目ご夫妻。
店に飾られている絵は女将さんの手によるもの。
なかなか絵心がある。
三代目に聞くと、店では立石の街に住む人たちの求めに応じた
品揃えやサービスを心掛けているそうだ。
開店前の飲食店を横目に通りを進んで行くと
可愛らしい名前の店舗があった。
「ラビット」は総合衣料品店。
店を守るのは二代目だ。
お手頃価格の洋品が並ぶ中、「I♡立石」「立石魂」「Tateishi」
などのデザインを施したTシャツが目を惹く。
これらはラビットオリジナルTシャツで、なかなか人気があるらしい。
ラビットの少し先にあるのは、
奇麗な切り花や鉢植えが並ぶ生花店。
店主が忙しく立ち働く「花蝶」は、
この地で100年以上商いを続けているとのことだ。
花蝶を出ると、隣の玩具店「丸吉」がシャッターを上げるところ。
女将さんに聞くと顧客は子供たちばかりでなく、
ガンダムシリーズのプラモデル(通称ガンプラ)マニアの大人も
多いのだと教えてくれた。
店先に並ぶポンプで空気を送ると
ピョコンと跳ねるカエルの玩具が懐かしい。
丸は葛飾区内に残る玩具店の最後の一店舗でもある。
商店街では、様々なイベントを積極的に開催している。
今年で17回目を数える「新春 立石ウォーク」では、
毎年一月に立石から柴又まで皆で歩く。
参加者には抽選で景品も用意している。
9月に実施した「愛する立石大作戦
高架化工事中の仮線路を歩いてみよう!」は、
京成電鉄の仮線路を歩く催しだ。
サンバパレードを中心にした音楽とダンスの祭り
「立石フェスタ」には近隣から多くの人たちが集まり商店街を埋め尽くす。
SHOES SPOT!!MIRADORA HOSOYAのご主人に話を聞くと
「立石駅通り商店会」のイベントは『この街だからこそ』
『この時だからこそ』の立石らしさを大切にしているそうだ。
商店街がある南口も数年後には北口同様に再開発が始まるらしい。
ボブ・ディランのしゃがれた歌声が胸の奥に聞こえる。
タワーマンションが建っても、
立石らしさを秘めた新たな立石駅通り商店会が
現れることを願って、僕は商店街との再会を楽しみにしている。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・葛飾区立石1丁目19−7 西村コーポ 2F

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