新井薬師前
西武新宿線 新井薬師前駅

薬師駅北口商店街

商店街一覧

シュワッチ!プラッシーは、よく振って飲むのだ。

今日、降り立った駅は西武新宿線の新井薬師前駅。
南口には駅名の由来でもある
新井薬師(新井山梅照院薬王寺)がある。
今日は薬師様とは反対側。
北口にある薬師駅北口商店街を散策。
駅を出て直ぐの場所に高等学校があった。
学校の隣には「金鳥」のホーロー看板と
10円ゲーム機が目を引く駄菓子店。
看板には可愛らしい書体で「ぎふ屋」の文字。
中に入ると甘酸っぱい匂いに包まれた。
アンズやスモモなどの懐かしい菓子に交じって
ウルトラマンやゴジラなどの
ソフビ人形が多数飾られている。
懐かしさ満載の「ぎふ屋」は子供も
大人も楽しめる駄菓子店だ。
「ぎふ屋」の少し先にある店は「丸十パン」。
サンドイッチやコロッケパンなどの調理パン、
アンパンやクリームパンなどの菓子パン、
イギリスパンや玄米パンなどの食パン、
棚には様々なジャンルのパンが並び、
その種類はとても豊富だ。
棚の隅に商品名と値段を書いた
タグがたくさん置いてある。
女将さんに聞くとタグは売り切れたパンのもので
半分近くのパンが売り切れてしまったそうだ。
まだ、昼前なのにかなり人気のパン店のようだ。
僕は具がギッシリ詰まった
タマゴサンドに心を奪われた。
通りを進むととてもレトロな佇まいの薬局があった。
もう長い間営業はしていないようだ。
薬局跡の道を左に折れると、
少し先に壁面に大きく「米」と記された店を発見。
「河内屋米店」は90年続く米店で、
暖簾を守るのは二代目店主だ。
店に入って話をしていると、
ふと米店だけで販売していた
ジュースのことを思い出した。
店主に尋ねると、
武田食品のプラッシーだと教えてくれた。
黄色いオレンジジュースは、
よく振って飲むことも思い出した。
メインストリートに戻り先へ進む。
「大山生花店」の前に咲くカーネーションと
紫陽花が母の日と梅雨の季節が近いことを知らせてくれた。
商店街の終わりに地蔵堂があった。
駄菓子、ソフビ、プラッシー、そして地蔵堂。
お地蔵さまが時間を半世紀戻してくれたのかな、
幼い僕の夢はウルトラマンになることだった。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・中野区上高田5丁目43

コメント

*が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

トップへ
街てく。