糀谷
京急空港線 糀谷駅

おいで通り糀谷商店会

商店街一覧

正月を飾るのは、「のし餅」の白と「千両」の赤。

今年も余すところ一週間足らず。
京急空港線の糀谷駅を出ると、風も無く青空が広がっている。
今日は散歩日和だ。
駅を出て左手。
北へ延びる通りに向かう。
通りの入り口にある街路灯には「OIDE通り」の文字。
文字の横で商店街のキャラクター
「おいで姫」と「こうじ郎」が出迎えてくれる。
ここは「おいで通り糀谷商店会」だ。
駅の近くは飲食店などの店が多く、人通りも賑やか。
パン店や時計店など物販の個店も健在だ。
通りを進むと黄色い三角屋根をあしらった
可愛らしいサンシェードの店があった。
店には色とりどりの小さな服たちが並んでいる。
店の名はBUN-BUN。
店構えから新しい店舗かと思ったが、
聞くと60年以上続く洋品店とのこと。
店を守るのはチャーミングな三代目だ。
少し先の店先には手書きで「祝正月用 鏡もち のし餅」の文字が躍る。
種千糀谷店は50年以上続く和菓子店。
だんごや大福などの餅菓子と並んで人気なのがおにぎりなのだが、
正月用の餅作りのために今日からおにぎりは販売休止とのこと。
女将さんに話を聞いている間も
二人三人とのし餅を買いに来る客があった。
街の人たちに毎年欠かせない人気の餅なのだ。
通りの中程にある印鑑と印刷の店
「龍雲洞」のご主人は商店街の会長も務めている。
商店街では隔月でスタンプラリーなどを実施する「おいで大市」の他、
福引を行う年末の「福引歳末大売出し」と
10月の第1日曜日には「おいで祭り」を開催している。
ミニSLやゲーム、模擬店などが出る「おいで祭り」は子どもたちに大人気で、
近所から苦情が来るほど賑やかに盛り上がるそうだ。
通りをさらに先へ。
だんだんと店舗が少なくなり住居が目立ってくる。
その間にも米店や電器店などの物販の個店が点在している。
ほぼ商店街の終わり近くに生花店があった。
フラワーショップ大岩は、花の他にも
盆栽の販売や剪定などの造園も行っている。
店先には千両の真赤な実。
のし餅の白と千両の赤。
こいつぁ春から縁起がいいわえ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 種千糀谷店

    種千糀谷店

    50年以上続く和菓子店の人気商品は、だんごや大福などの餅菓子とおにぎり。店主夫婦は4時から仕込みを始めて6時には店を開ける。朝早くからおにぎりを買いに来る常連客が絶えないのだ。今日、師走も押し迫った店先におにぎりは無い。正月用の鏡餅とのし餅作りに忙しいからだ。話を聞いている間ものし餅を買いに客が来る。客の一人に聞くと毎年種千ののし餅で正月を迎えているそうだ。

    種千糀谷店

    種千糀谷店 種千糀谷店

    50年以上続く和菓子店の人気商品は、だんごや大福などの餅菓子とおにぎり。店主夫婦は4時から仕込みを始めて6時には店を開ける。朝早くからおにぎりを買いに来る常連客が絶えないのだ。今日、師走も押し迫った店先におにぎりは無い。正月用の鏡餅とのし餅作りに忙しいからだ。話を聞いている間ものし餅を買いに客が来る。客の一人に聞くと毎年種千ののし餅で正月を迎えているそうだ。

  • BUN-BUN

    BUN-BUN

    可愛い店構えに惹かれて入った店は女性服と子供服を扱う洋品店。60年以上前に創業した当初は古着を扱っていたが、50年ほど前からは子供服を中心にした洋品を揃えている。三代目に聞くと子供の頃に親と来ていた人が、今では我が子の服を買いに来るそうだ。長い間、街の人たちに愛されている店なんだな。

    BUN-BUN

    BUN-BUN BUN-BUN

    可愛い店構えに惹かれて入った店は女性服と子供服を扱う洋品店。60年以上前に創業した当初は古着を扱っていたが、50年ほど前からは子供服を中心にした洋品を揃えている。三代目に聞くと子供の頃に親と来ていた人が、今では我が子の服を買いに来るそうだ。長い間、街の人たちに愛されている店なんだな。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・大田区西糀谷4丁目21−20

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