戸越公園
東急大井町線 戸越公園駅

宮前商店街

商店街一覧

鯉口シャツ、どぶろく、T-Shirtが社の前で混然一体。

東急大井町線の戸越公園駅の改札を出ると、
目の前にあるのは以前訪れた戸越公園中央商店街。
商店街がある戸越公園通りを北へ進む。
しばらく歩くと交差点の先に
戸越公園中央商店街のそれとは違う街路灯が見えてきた。
その街路灯には「宮前商店街」と書かれた
サインボードが掛かっている。
信号を渡ってその宮前商店街へ入って行く。
少し先の赤いサンシェードに明朝体で
「大野屋用品店」の文字。
写真を撮らせてくださいと中に入ると
女将さんが店先の服に掛けられた
日除けの布を外してくれた。
サンシェードには屋号の上に
「婦人服 肌着 祭用品 他」と書かれている。
婦人用の洋服が並ぶ店内の一角に股引や鯉口シャツ、
足袋などの神輿好きには必需の品々があった。
宮前商店街の名前からも分かるように、
商店街の近所には戸越八幡神社が鎮座している。
女将さんに聞くと、神社の祭りは毎年9月第2週の土日。
祭りが近づくと大野屋用品店は
書き入れ時なのだと笑っている。
通りを先に進むと何やらカラフルな店舗が見えてきた。
店の看板には黄色い地色に赤い文字で
「FUTURE MOTEL」と書いてある。
店内に入ってみるとベリーベリーアメリカンテイスト。
70~90年代のアメリカの古着や雑貨を中心に、
楽しげな品々が所狭しと並んでいる。
店内を見て歩いていると壁に
洗剤の自動販売機が数台掛かっている。
店主に訊ねると、店は以前コインランドリーで、
その時の自販機をそのままオブジェとして使っているそうだ。
試着室には水道の蛇口やガスメーターも
コインランドリー時代のまま配置されている。
商品も店舗のデザインもとってもユニーク。
大人も若者も子供も心から楽しめる店だ。
FUTURE MOTELの隣にあるのは酒店の「近江屋」。
店主も店も年を重ねて扱う商品の数は少なくなったが、
近江屋の店主のお薦めは「どぶろく」と「品川縣ビール」。
どぶろくは山形で造られたもので、
黒と白とピンクの3種類。
ピンクは少し甘めで女性に人気があるそうだ。
「品川縣ビール」は、日本最古のビール酵母
「エド酵母」を使って作られている。
ご主人は今でも自転車でお得意先に酒を届けている。
量が多い時は数回に分けてペダルを漕いで行く・・・ファイト!
商店街の終わり近くに戸越八幡神社がある。
鳥居を潜ると木々の緑と静寂に包まれた。
参道の先には古い狛犬。
神楽殿や本殿も古くて厳か。
表通りとは一線を画する異界へ闖入した気分だ。
9月の祭りには商店街で70’SのT-Shirtを探して、
品川縣ビールを片手に神輿見物でもしようかな。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • FUTURE MOTEL

    FUTURE MOTEL

    2023年8月開店の古着と雑貨の店。店内に一歩入るとアメリカの匂いに包まれる。店の装飾は黄色い壁も含めて店主のDIY。古い洗剤の自販機が壁に掛かっているのはコインランドリーを居抜きで借りたため。この古い自販機もファンキーな雰囲気に一役買っている。Tシャツ、キャップ、スニーカー、人形などなど、店の中を見回せば楽しいグッズが満載だ。FUTURE MOTELは、大人も子供も楽しめるアメリカンカルチャーのワンダーランド。

    FUTURE MOTEL

    FUTURE MOTEL FUTURE MOTEL

    2023年8月開店の古着と雑貨の店。店内に一歩入るとアメリカの匂いに包まれる。店の装飾は黄色い壁も含めて店主のDIY。古い洗剤の自販機が壁に掛かっているのはコインランドリーを居抜きで借りたため。この古い自販機もファンキーな雰囲気に一役買っている。Tシャツ、キャップ、スニーカー、人形などなど、店の中を見回せば楽しいグッズが満載だ。FUTURE MOTELは、大人も子供も楽しめるアメリカンカルチャーのワンダーランド。

  • 近江屋

    近江屋

    店先に「みちのく山形の どぶろく」と「品川縣ビール」の幟がはためく酒店。店内にはその「どぶろく」と「品川縣ビール」が冷蔵ケースに冷えている。どぶろくは、黒と白とピンクの3種類。品川縣ビールは、日本最古のビール酵母「エド酵母」を使って作られている。店主の年齢と反比例して扱う品数は少なくなったが、この二つの酒は他ではなかなか手に入らない。御用聞きこそしなくなったが、気さくな店主は今でも自転車で酒を配達している。

    近江屋

    近江屋 近江屋

    店先に「みちのく山形の どぶろく」と「品川縣ビール」の幟がはためく酒店。店内にはその「どぶろく」と「品川縣ビール」が冷蔵ケースに冷えている。どぶろくは、黒と白とピンクの3種類。品川縣ビールは、日本最古のビール酵母「エド酵母」を使って作られている。店主の年齢と反比例して扱う品数は少なくなったが、この二つの酒は他ではなかなか手に入らない。御用聞きこそしなくなったが、気さくな店主は今でも自転車で酒を配達している。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・品川区戸越

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