吉祥寺
中央線 吉祥寺駅

吉祥寺ダイヤ街

商店街一覧

アーケードの下にキラリ!さすがダイヤ街。

六月の空は重い。
朝から大粒の雨が落ち続けている。
なんとなく陰鬱な気分で、家に籠りがちな梅雨時こそ、
商店街に出かけなければ・・・。
こんな日に足が向くのがアーケード商店街。
今日は吉祥寺にあるアーケード商店街
「吉祥寺ダイヤ街」にやって来た。
吉祥寺ダイヤ街は3つのゾーンに分かれている。
吉祥寺駅北口ロータリー近くから
East ZONE、West ZONEと続き、
West ZONEから枝分かれしてSouth ZONEが延びている。
まずはEast ZONEから散策。
商店街の入り口近くは比較的飲食店が多い。
少し歩くと左手に老舗らしい趣のある店舗が見えてきた。
赤、黄、緑のラスタカラーのラインが施された看板には
大きな黒い明朝体の文字で「紅屋」と書かれている。
店には下駄や草履や雪駄、
サンダルや傘などがたくさん並んでいる。
店の人に聞くと最近は履物店が少なくなったので
遠くから足を運んで
下駄や草履を購入してくれる客も多いそうだ。
嬉しいことに「紅屋」では履物の修理も受けてくれる。
「紅屋」の隣にある「塚田水産」の店先には
様々なさつま揚げとおでん種が並んでいた。
「武蔵野野菜のとうもろこし」や
「万願寺とうがらしとほたて」などは
季節限定のさつま揚げ。
通年で人気の商品は「玉ねぎ天」。
どれも大ぶりでとっても美味しそうだ。
West ZONEでも趣深い店舗を発見。
「土屋商店」は戦前から続く乾物店。
店では箕ざるで小豆の選別をしている。
乾物店が少なくなった昨今、
なかなかお目にかかれない光景だ。
West ZONEを先に進むと可愛らしい店舗が出てきた。
店先にはカラフルな小さな服が並んでいる。
「ピカデリーサーカス」は子供服の専門店。
一坪あるかないかの店舗では、
小学校低学年頃までの洋品を扱っている。
30年以上続く小さな店には
子供の頃に店の服を愛用していて、
親になって自分の子供のために
可愛い服を買いに来る親子二代の常連も少なくない。
West ZONEを曲がってSouth ZONEに入ると
「指輪がつくれるお店」の看板が目に入って来た。
「glänta」はオーダーのリングを
目の前で作ってくれるアクセサリー店。
さらにお客自身がリングを作るWork Shopも行っていて、
今日も店の奥では二組のカップルが指輪作りをしていた。
吉祥寺ダイヤ街のアーケードの下には、
個性豊かな店舗がシャッターを上げていた。
キラリと光る店たちはダイヤ街の名に相応しい。
こういう店に出会うと梅雨空の重い気分も和らいでくる。
アーケードは、雨や雪、
真夏の暑さから通りを行く人たちを守ってくれるだけでなく、
心まで軽やかにしてくれる。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

商店街。MAP

  • ●住所
     ・武蔵野市吉祥寺本町1丁目9

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