船堀
都営新宿線 船堀駅

船堀商店会

商店街一覧

子どもたちを見守るのは、気取り無い店主たちと五月の空。

過日、桜の季節に訪れた東船堀商店会の反対側。
船堀街道を挟んで西へ延びるのが今日訪れた「船堀商店会」だ。
商店街の入り口右側には船堀小学校がある。
校庭からは、子供たちの元気な声が聞こえている。
通りの左側すぐにあるのは呉服店。
鈴木呉服店に並ぶのはもちろん反物。
先にある洋品店には「船堀小体操着販売中」のポスター。
和菓子店の伊勢屋には、赤飯、豆餅、おはぎ、かしわ餅、
みたらしだんご、草だんごなどの多彩な餅菓子が並んでいる。
中でも人気は、かりんとうまんじゅうだ。
通りの中程の鈴木生花店の紫陽花とカーネーションが五月の訪れを告げている。
二軒隣の手芸店の「いせや」にはピアニカ入れなどの手作り袋物が下げられている。
他に文具店、電器店、畳店、銭湯などの個店がある。
きっと小学生たちにも馴染みの深い店たちなのだろう。
どの店も気取り無く、街の日常を静かに支えているようだ。
通りのどんつきは荒川の土手だ。
手前に「つりえさ」と書かれた黄色い幟が風に揺れている。
店の名はツリフサ釣具店。
荒川と新川が近いので釣り人が新鮮な餌を求めるのに至便な店だ。
店を守る女将さんは元気で気さくで話好きな人。
坊主の日は、女将さんと世間話をして帰れば気も晴れることだろう。
帰りに土手に登って川を眺めた。
目の前にはスカイツリーが見える。
川面に魚が跳ねた。
井伏鱒二に「白毛」という短篇がある。
釣り糸にするからと二人の若者に主人公が白髪を無理やり取られる話だ。
僕も自分の白髪で跳ねた魚でも釣ってみようかしら。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 伊勢屋

    伊勢屋

    二代目が暖簾を守る和菓子店の人気は「かりんとうまんじゅう」。みたらしだんご、草だんご、磯部だんごなどの団子類やいなり寿司、かんぴょう巻、なっとう巻などに加えてフルーツなどを葛で凍らせた「くずぼ~」もラインアップ。ゴールデンウィークの今日は、かしわ餅がショーケースの真ん中にドンと構えていた。常連客が引きを切らない街の人気店だ。

    伊勢屋

    伊勢屋 伊勢屋

    二代目が暖簾を守る和菓子店の人気は「かりんとうまんじゅう」。みたらしだんご、草だんご、磯部だんごなどの団子類やいなり寿司、かんぴょう巻、なっとう巻などに加えてフルーツなどを葛で凍らせた「くずぼ~」もラインアップ。ゴールデンウィークの今日は、かしわ餅がショーケースの真ん中にドンと構えていた。常連客が引きを切らない街の人気店だ。

  • 鈴木生花店

    鈴木生花店

    三代続く生花店の店先を賑わせているのは春の花々。紫陽花の青、赤、紫が季節の移ろいを物語っている。カーネーションの多さは母の日が近い印だ。「季節を肌で感じるお仕事で良いですね」と尋ねると「そうなんだけど、花は生ものだし、意外と重くて大変なのよ」と若女将は笑った。

    鈴木生花店

    鈴木生花店 鈴木生花店

    三代続く生花店の店先を賑わせているのは春の花々。紫陽花の青、赤、紫が季節の移ろいを物語っている。カーネーションの多さは母の日が近い印だ。「季節を肌で感じるお仕事で良いですね」と尋ねると「そうなんだけど、花は生ものだし、意外と重くて大変なのよ」と若女将は笑った。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・江戸川区船堀2丁目21

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