穴守稲荷
京浜急行電鉄線 穴守稲荷駅

穴守ふれあい通りサンサン会

商店街一覧

真赤な街路灯の上に飛行機雲が一筋。

今日来たのは京浜急行空港線の穴守稲荷駅。
近くには駅名の由来である穴守稲荷神社がある。
改札を出ると迎えてくれるのは
大きな赤い鳥居と狐の石像「コンちゃん」だ。
駅の鳥居を潜ると目の前にあるのが
「穴守ふれあい通りサンサン会」。
通りにはレンガが敷かれ、
鳥居をイメージした赤い街路灯が並んでいる。
通りに入って、まず目についたのは壁に堂々と大きく記された
「はねだぷりんBookCafe羽月」の文字。
中に入ると壁一面に本がズラリと並んでいる。
テーブルでは本を片手にランチを楽しむ人の姿が。
店主に話を聞くと元は書店だったが、
18年前に三代目が本の読めるカフェにリニューアルしたそうだ。
店の自慢はもちろん「はねだぷりん」。
このプリン目当てに店を訪れる客も多い。
近くに羽田空港やホテルがあるので、
店の席を占めるのが外国人だけの時もあるとのことだ。
店を出て外壁をよく見ると「羽田書店」の文字が残っていた。
店内の壁一面の本たちと店の外壁に
書店の面影を見ることができた。
飲食店が目立つ通りを歩いて行くと一軒の和菓子店を発見。
「磯崎家」では、豆大福やみたらし団子などのベーシックな和菓子の他、
どら焼きの「羽田太鼓」や「穴守最中」といった
磯崎家オリジナルの菓子を販売している。
中でも人気は大きな栗が一粒入った「羽田太鼓」だ。
商店街には二軒の洋品雑貨店がある。
赤いサンシェードの小さな店舗は「布布はまの」。
女性洋品や雑貨が並ぶ店の片隅にミシンが置いてある。
店の特徴は、このミシンで作ったハンドメイドのバッグだ。
思い出深い洋服や着物などを持ち込めば、
店主がその布でバッグを作ってくれる。
洋服やバッグの直しにも応じている有難い洋品雑貨店だ。
もう一軒は「nicomore」。
開店して1年程の新しい店では、洋品やアクセサリーの販売の他、
店の奥でネイルアートを施してくれる。
お洒落な女性には嬉しい店舗だ。
はねだぷりんが食べられて本が読めるカフェ、
どら焼き「羽田太鼓」、ハンドメイドバッグ、ネイルアートなど、
穴守ふれあい通りサンサン会では数こそ少ないが
個性豊かな店舗がシャッターを上げている。
商店街の通りは穴守稲荷神社の参道に面している。
赤い幟が林立する参道を歩いて行くと
狐ならぬ猫がちょこんと出迎えてくれた。
穴守ふれあい通りサンサン会、なんだかほっこりとする商店街だ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • はねだぷりん・BookCafe羽月

    はねだぷりん・BookCafe羽月

    店の開業は80年程前。元は書店だったが、18年前に三代目が本の読めるカフェにリニューアル。壁一面の様々な本が書店の面影を色濃く物語っている。店に並ぶ本は店主自らの蔵書が中心。書棚の一角には羽田や穴守稲荷に関する絵本が置いてあり、地域のことを分かりやすく知ることも出来る。店名にあるように店の一押しはプリンだ。今日のショーケースにはカスタードやラムチョコレート、ラズベリーソースなど4種類のプリンが並んでいた。本を片手にプリンを楽しめば、読書の秋も食欲の秋も満喫できる二重に嬉しい店だ。

    はねだぷりん・BookCafe羽月

    はねだぷりん・BookCafe羽月 はねだぷりん・BookCafe羽月

    店の開業は80年程前。元は書店だったが、18年前に三代目が本の読めるカフェにリニューアル。壁一面の様々な本が書店の面影を色濃く物語っている。店に並ぶ本は店主自らの蔵書が中心。書棚の一角には羽田や穴守稲荷に関する絵本が置いてあり、地域のことを分かりやすく知ることも出来る。店名にあるように店の一押しはプリンだ。今日のショーケースにはカスタードやラムチョコレート、ラズベリーソースなど4種類のプリンが並んでいた。本を片手にプリンを楽しめば、読書の秋も食欲の秋も満喫できる二重に嬉しい店だ。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・大田区羽田4丁目 穴守ふれあい通り

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