葛西
東西線 葛西駅

葛西駅前商店会

商店街一覧

出逢ったのは、あんず棒とMASUNAGA 1905。

東京メトロ東西線の東京の東端にある葛西駅へ来た。
天気予報では、今日は1月並みの寒さらしい。
ついこの間までの暑さが嘘のようだ。
東西線は二つ隣の南砂町からは
地上へ出て西船橋まで高架上を走っている。
西葛西へ向かって高架に沿った北側の通りにあるのが
葛西駅前商店会だ。
商店街の街路灯は緑色の水仙の花のような形をしている。
あしらわれている小鳥のオブジェが可愛らしい。
駅前の商店街らしく、やはり目立つのは飲食店。
なんとなく残念な気持ちで歩いて行くと、
日用雑貨店らしい店舗を見つけた。
中に入ってみると、そこには多彩な駄菓子の数々。
100種類ではきかないのではないだろうか。
看板が見当たらないので店主に聞くと
店の名は石川商店。
駄菓子やお菓子を中心に、
日用雑貨と食料品を販売している萬屋とのことだ。
店には親子孫の三世代の常連客も少なくない。
夕方になると子供たちで賑わう店に違いない。
石川商店の先に眼鏡をかけた
猫の可愛い線画イラストの看板があった。
河﨑眼鏡店は今年の10月にできたばかりの
ホヤホヤの店舗だ。
銀座か青山辺りにいるのかと錯覚してしまうような
洗練された店内に並ぶのは高級な眼鏡たち。
1905年に福井県の鯖江で創業して、
昭和天皇にも献上されたブランド
「MASUNAGA 1905」も店の一角を占めている。
「永く愛用できる眼鏡を」との店主の想いが
眼鏡のラインナップに表れている。
通りには他にも数店の物販の店があった。
ハラールの食材を扱うキクチハラールフードストアがあるのは、
葛西や西葛西にインドの人が多く住む証だろう。
クリスマス感満載のセレクトショップMAMや青果店、
茶舗なども健在だ。
横道に目をやると何やら魅力的な店舗を発見。
看板には
「靴修理 鞄修理 革製品修理 昭和五十年創業 東京修理センター」
とある。
店に入ると大きな2台のミシンが出迎えてくれた。
店の人に聞くとスニーカーの修理もOKとのことだ。
葛西駅前商店会には個性的な店が隠れている。
駄菓子と天皇の眼鏡。
このアンバランスには、なかなかお目にかかれない。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 石川商店

    石川商店

    店では50年以上前から、お菓子と駄菓子を中心に日用雑貨と食料品を販売している。店主の言葉を借りると、まさしく萬屋だ。隔日で仕入れをしているお菓子と駄菓子の種類はとても豊富で、すもも、あんず棒、酢いか等、子供の頃の大好物たちが、これでもかと並んでいる。店のファンは多く、祖父母からお孫さんまで三世代続く常連客も少なくない。値札の下に書かれた賞味期限が、子供好きの店主の人柄を表している。

    石川商店

    石川商店 石川商店

    店では50年以上前から、お菓子と駄菓子を中心に日用雑貨と食料品を販売している。店主の言葉を借りると、まさしく萬屋だ。隔日で仕入れをしているお菓子と駄菓子の種類はとても豊富で、すもも、あんず棒、酢いか等、子供の頃の大好物たちが、これでもかと並んでいる。店のファンは多く、祖父母からお孫さんまで三世代続く常連客も少なくない。値札の下に書かれた賞味期限が、子供好きの店主の人柄を表している。

  • 河﨑眼鏡店

    河﨑眼鏡店

    銀座の老舗眼鏡店で修業を積んだ店主が2024年10月にオープンした店。店に並ぶ眼鏡は、どれも店主が選りすぐった品ばかりだ。他の店では取り扱いの少ない「MASUNAGA 1905」は、1905年に福井県の鯖江で創業して、昭和天皇にも献上されたことがあるブランド。店に並ぶ眼鏡は廉価ではないが、10年、20年と愛用できることを考えれば、決して高い買い物ではない。話を聞いていると、店主が僕の眼鏡を洗ってくれて、蝶番まで締めてくれた。なんだか視力が良くなった気がする。

    河﨑眼鏡店

    河﨑眼鏡店 河﨑眼鏡店

    銀座の老舗眼鏡店で修業を積んだ店主が2024年10月にオープンした店。店に並ぶ眼鏡は、どれも店主が選りすぐった品ばかりだ。他の店では取り扱いの少ない「MASUNAGA 1905」は、1905年に福井県の鯖江で創業して、昭和天皇にも献上されたことがあるブランド。店に並ぶ眼鏡は廉価ではないが、10年、20年と愛用できることを考えれば、決して高い買い物ではない。話を聞いていると、店主が僕の眼鏡を洗ってくれて、蝶番まで締めてくれた。なんだか視力が良くなった気がする。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・江戸川区中葛西134

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