千駄木
千代田線 千駄木駅

谷根千 へび道

商店街一覧

服もバッグもお菓子も、店主手作りの品々がお出迎え。

千駄木駅を出て団子坂下の交差点を谷中霊園方面へ歩いた
一つ目の信号の右手に「へび道」と呼ばれる細い通りがある。
名前の通り、道は右へ左へとくねくねと細かく曲がっている。
へび道は、商店街ではない。
住宅の間に様々な個店が店を開けている。
お洒落なカフェやビストロ、アクセサリーやバッグの雑貨店、
手作りの服屋、焼き菓子の店やベーカリー。
比較的若くて個性豊かな店舗をぽつりぽつりと見つけることができる。
人通りは多くはないのだが、店を覗く外国からの観光客もちらほら。
今日、伺った個店は7店舗。
谷中トートは、店主と奥様がデザインした
個性豊かなオリジナルのトートバッグが並ぶ店。
à la parisienneは、手作り焼き菓子と軽食の店。
木のショーケースの「きゃらめるりんごマフィン」が美味しそう。
floorは、若い夫妻が営む服屋さん。店の商品は全て夫婦手作りの一点物。
Le bageは、ベーグルの専門店。
店内には20種類近くの自家製ベーグルが並んでいる。
大崎バックは、創業60年以上のバックの製造・卸の店。
店内の縫製用のミシンが店の歩んできた時間を写し出している。
カラフルな品々が目を引くのは、ヘイゴ・ニケ。
へび道の路地の奥にあるused & selectedの洋品・雑貨店。
丁子屋は手ぬぐいの店。
猫をデザインしたオリジナルの手ぬぐいは人気の逸品。
明治28年の創業時は染物・洗張の店として出発した店だ。
丁子屋の店主に聞くと、へび道は暗渠で、
昔は愛染川という小川が店の前を流れていたそうだ。
川の名前が示すように、
暗渠になる以前は、染物の店が複数あったのだと教えてくれた。
へび道にあるどの店舗もアットホームな雰囲気に満ち溢れている。
夫婦や家族や友達同士で営んでいる店が多いからか、
柔らかい空気が店の奥から通りへ漂ってくる。
蛇足だが、谷中トートのご主人はグラフィックデザイナー。
デザイナーとコピーライターで、クリエイティブの話に花が咲いた。
ここは、へび道。蛇の道は蛇だ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 谷中トート

    谷中トート

    創業6年目のトートバッグの店。店内には店主と奥様がデザインした個性豊かなオリジナルのトートバッグが所狭しと並んでいる。帆布を使ったバッグはデザインだけでなく縫製も印刷も全て二人の手によるもの。店先にある缶字バッジのガチャポンもキュート。店主は雑誌や書籍、広告などのデザインも手掛ける現役のグラフィックデザイナー。デザインを街の人たちに身近に感じて欲しいという思いが谷中トートの開店理由。

    谷中トート

    谷中トート 谷中トート

    創業6年目のトートバッグの店。店内には店主と奥様がデザインした個性豊かなオリジナルのトートバッグが所狭しと並んでいる。帆布を使ったバッグはデザインだけでなく縫製も印刷も全て二人の手によるもの。店先にある缶字バッジのガチャポンもキュート。店主は雑誌や書籍、広告などのデザインも手掛ける現役のグラフィックデザイナー。デザインを街の人たちに身近に感じて欲しいという思いが谷中トートの開店理由。

  • floor

    floor

    若いご夫妻が営む新しい服店。デザイン、型紙作り、生地選びから裁断、縫製まで全ての行程をご夫婦二人で行っている。店に並ぶ服たちは手作りの一点物ばかりだ。オリジナリティが溢れて、他に無い服が欲しくなったら、一度floorを訪ねることをお勧めします。今日話を聞いた奥様の人柄の良さもグッドポイント。

    floor

    floor floor

    若いご夫妻が営む新しい服店。デザイン、型紙作り、生地選びから裁断、縫製まで全ての行程をご夫婦二人で行っている。店に並ぶ服たちは手作りの一点物ばかりだ。オリジナリティが溢れて、他に無い服が欲しくなったら、一度floorを訪ねることをお勧めします。今日話を聞いた奥様の人柄の良さもグッドポイント。

  • 丁子屋

    丁子屋

    五代目が暖簾を守る丁子屋は手ぬぐいの店。明治28年の創業時は染物・洗張の店で、かつては目の前を流れていた愛染川を使って染物をしていたのだが、川が暗渠になった時に今の手ぬぐい専門店に衣替えした。取り扱う手ぬぐいの種類は多彩だ。今日は紫陽花や傘や蛍の柄など、梅雨の意匠の商品も並んでいる。季節に応じた手ぬぐい、伝統のデザインの手ぬぐい、丁子屋オリジナルの猫とパンダの手ぬぐいなど、見ているだけでも楽しい店だ。僕と入れ違いに外国からの観光客が店に入って行った。

    丁子屋

    丁子屋 丁子屋

    五代目が暖簾を守る丁子屋は手ぬぐいの店。明治28年の創業時は染物・洗張の店で、かつては目の前を流れていた愛染川を使って染物をしていたのだが、川が暗渠になった時に今の手ぬぐい専門店に衣替えした。取り扱う手ぬぐいの種類は多彩だ。今日は紫陽花や傘や蛍の柄など、梅雨の意匠の商品も並んでいる。季節に応じた手ぬぐい、伝統のデザインの手ぬぐい、丁子屋オリジナルの猫とパンダの手ぬぐいなど、見ているだけでも楽しい店だ。僕と入れ違いに外国からの観光客が店に入って行った。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・文京区千駄木2丁目46−と〒110-0001 台東区谷中2丁目の境界

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