中野新橋
丸ノ内線 中野新橋駅

川島商店街

商店街一覧

すりガラスに川島の文字 情緒を感じさせる街路灯に沿って 昭和のお店がまだ残る商店街。

今日は東京メトロ丸の内線、
中野新橋駅を降りて10分ほど歩いたところにある
川島商店街へやってきました。
駅から少し離れたところにある商店街は
大手チェーン店の進出は少なく、
昔ながらのお店が残っていてほっとします。
こちらも昭和の頃は大変な賑わいで、
夕方になると通りは買い物客であふれ歩けないほどだったそうです。
自転車は商店街の入口に停めて入るのが暗黙のマナーで、
うっかり乗って入ろうものなら「邪魔だ」と怒られることもあったとか。
川島商店街はお店も多く何でも揃うということで、
遠方から買い物にくるお客さんもたくさんいたようです。
商店街通りにあるザ・昭和なたたずまいのお米屋さん兼駄菓子屋さんは、
古い大きな精米機を眺めながら懐かしい駄菓子を選ぶことができます。
奥に見えるのは10円で遊べるレトロなゲーム機が。
ピンボールの要領で当たりに玉が入ると、
10円分の買い物ができるオリンピックのマークがついた
古いメダルが出てきます。
向かいには自家製のおいしそうな麺が並ぶ製麺屋さんも。
珍しい生ひやむぎは、
塩味がダイレクトにくる乾麺にはない、
出来立てのおいしさを味わえます。
ショーケースには二度蒸しでも
ちもち麺に仕上げた焼きそばも。
お店の奥様がどうやったらおいしくいただけるかを
アドバイスしてくれます。
通りには昔の看板だけが残る閉店したお店もいくつかありましたが、
お店の方の笑顔に感じる「お客さんに喜んでもらいたい」というプライドは、
いまも変わらない気がしました。

案内人:はたけあゆみ
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 石川屋

    石川屋

    こちらで90年ほど続く履物屋さんです。「いまは草履や下駄を履く人も少なくなってねえ…」と仰る奥様は、下駄職人だったお父様の跡を継いだ2代目。店頭にある一本歯の下駄は、お坊様が毎年新調しにくる品だそうです。その奥には鼻緒がつく前の台が並び、シコロや網代を貼った男性物の洒落た下駄も。こだわりの下駄がほしい方は、いまは珍しくなった掘り出し物がみつかるかもしれません。足の健康によい下駄の軽快な履き心地と、カラコロという音のよさが懐かしくなったら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

    石川屋

    石川屋 石川屋

    こちらで90年ほど続く履物屋さんです。「いまは草履や下駄を履く人も少なくなってねえ…」と仰る奥様は、下駄職人だったお父様の跡を継いだ2代目。店頭にある一本歯の下駄は、お坊様が毎年新調しにくる品だそうです。その奥には鼻緒がつく前の台が並び、シコロや網代を貼った男性物の洒落た下駄も。こだわりの下駄がほしい方は、いまは珍しくなった掘り出し物がみつかるかもしれません。足の健康によい下駄の軽快な履き心地と、カラコロという音のよさが懐かしくなったら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

  • 坂入商店

    坂入商店

    昭和49年頃から続く八百屋さんを営んでいるのは、笑顔が優しい二代目のご主人。店内には著名人のサインがずらりと並んでいます。理由をうかがうと、なんと2019年にNHKで放映されたドラマ『ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~』は、ここ川島商店街がロケ地。撮影中は渡辺美波さんや東出昌大さんなど、たくさんの俳優さんが集まったそうです。こちらのお店が入っている昔懐かしいマーケット「松島市場」には、以前は肉屋、お菓子屋、靴屋、靴下屋もあり賑わっていたそうです。

    坂入商店

    坂入商店 坂入商店

    昭和49年頃から続く八百屋さんを営んでいるのは、笑顔が優しい二代目のご主人。店内には著名人のサインがずらりと並んでいます。理由をうかがうと、なんと2019年にNHKで放映されたドラマ『ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~』は、ここ川島商店街がロケ地。撮影中は渡辺美波さんや東出昌大さんなど、たくさんの俳優さんが集まったそうです。こちらのお店が入っている昔懐かしいマーケット「松島市場」には、以前は肉屋、お菓子屋、靴屋、靴下屋もあり賑わっていたそうです。

  • 鮮魚 魚健

    鮮魚 魚健

    この場所で40年。新鮮なお魚を求めてお客さんが訪れる、人気の魚屋さんです。自家製にこだわるこちらでは、切り身の味噌漬けに使う味噌も調合しています。いくらのしょうゆ漬けやネギトロも手作り。普段はわき役の大根のつまも、奥様が大量の大根を丁寧に刻み、水にさらしてシャキシャキに仕上げています。豊洲で仕入れた活きのよい魚をご家族3人でてきぱき仕込んでいる様子に、こちらも元気をもらえます。身体が喜ぶ手作りのおいしさを届けたい。その気持ちが伝わってくるお店です。

    鮮魚 魚健

    鮮魚 魚健 鮮魚 魚健

    この場所で40年。新鮮なお魚を求めてお客さんが訪れる、人気の魚屋さんです。自家製にこだわるこちらでは、切り身の味噌漬けに使う味噌も調合しています。いくらのしょうゆ漬けやネギトロも手作り。普段はわき役の大根のつまも、奥様が大量の大根を丁寧に刻み、水にさらしてシャキシャキに仕上げています。豊洲で仕入れた活きのよい魚をご家族3人でてきぱき仕込んでいる様子に、こちらも元気をもらえます。身体が喜ぶ手作りのおいしさを届けたい。その気持ちが伝わってくるお店です。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・中野区弥生町3-14-6

コメント

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1 Comments

  • みみこ より:

    古い記事かと思いましたら今年のだったんですね!感激です。今は川島を遠く離れたところに居ますのでなかなか行くことができません。記事の中に書かれている大石製麺店は大正8年創業だそうです。ずいぶん長いことここの特に焼きそばを食べましたし、離れてからは実家から送ってもらっていました。昭和42年にはその焼きそばが農林大臣賞を受賞したり、平成15年にはテレビ「どっちの料理ショー」で勝利したようです。ここよりおいしい焼きそばに出会ったことがありません。もう送ってくれる人もいないので、久しぶりに直接注文しようかとネットを見ていてこのページと出会いました。この商店街、昔は歩くのも大変なほど夕刻時は混んでいました。大きな、量り売りもあるお菓子屋さん、小宮山商店と言ったでしょうか、忙しい時は、娘さんだったのでしょうね、小学校の先生なのにお店を手伝っていた姿を覚えています。松島市場の入り口にあったお豆腐屋さん、(たぶん記憶では)細かいタイル張りの水槽から掬い出された大きなお豆腐を掌にのせ、大きな包丁でカットして・・今考えればどうやって持って帰ったのでしょう、お鍋を持っていくほど家から近くないので、経木という薄く削ったのに包んでもらっていたのでしょうか。数年前に行ったらすっかり寂れてしまって悲しかったです。

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