京成小岩
京成本線 京成小岩駅

京成小岩商栄会

商店街一覧

派手さはないけれど、実力派。 大人の雰囲気をまとったのどかな街に 商店街の原点を見る。

京成小岩駅は、こぢんまりとした橋上駅だ。
京成線で上野まで約25分。
立地は悪くないが、なにぶん急行や特急が止まらない。
タイミングを逃すとホームで10分ほど、待たされることもあり、
ホームは諦念のため息で満たされる。
いや、ディスっているわけではないのだ、決して。
北口側に降りた、小さなロータリーから北側(そして西側にも)
に広がる京成小岩商栄会にも、
そんなどこかのどかな雰囲気が漂っていて、
なんだかいいなあ、ほのぼのしているなあと感じた。
京成小岩商栄会は、閑静な住宅街を携えた商店街だ。
決して広くはなく、西側は1分足らず、
北側へも数分足らずでひととおりは見てまわることができる。
落ち着いた、とも、さびれた、とも少し違う──、
どこか大人の雰囲気が漂う商店街には、
昔からここにあり街の変遷を見守ってきたであろう店、
ここ数年で進出してきたのだと推察されるチェーン店など、
さまざまなジャンルの店が軒を連ねている。
たとえば、「カスタード」は昭和50年代に開業した地元密着のパン屋だ。
カエルのオブジェが出迎えてくれる「ラトリエ・ドゥ・シュクル」は、
地元の人からは、「カエルのケーキ屋さん」の愛称で親しまれている。
駅近くの小さな路地に、
昔ながらの飲み屋がひしめき合っているみなみ通りも気になるところだが、
かなり気合いを入れてのぞまないと、撃沈必至だろう。
煙に引き寄せられて、購入した「隠れ家」の焼鳥は実直なおいしさだった。
大きなインパクトはない。
でも歩いているとなんだか楽しく、
親しい人に自慢したくなるような小さな発見がある。
あ、そもそも商店街って、そういうものなのかもしれない。

案内人:長谷川あや
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 中久青果店

    中久青果店

    郷愁をそそられる、昔ながらの八百屋の佇まいに思わず足を止める。ご主人と目が合い、「長くやっていらっしゃるんですか」と声をかけると、「そうだね、もう40年は経つかな」。ずっと見守ってきた街が少しずつ変化するのをずっと見守り続けてきた。「だいぶ変わったよ」と少し寂しそうな笑顔を浮かべ、「うちは本普通の八百屋。季節に合わせ、みなさんが欲しいなと思うものを仕入れているだけ」と語る。そう、商店街には、そんな“普通”の八百屋が必要なのだ。

    中久青果店

    中久青果店 中久青果店

    郷愁をそそられる、昔ながらの八百屋の佇まいに思わず足を止める。ご主人と目が合い、「長くやっていらっしゃるんですか」と声をかけると、「そうだね、もう40年は経つかな」。ずっと見守ってきた街が少しずつ変化するのをずっと見守り続けてきた。「だいぶ変わったよ」と少し寂しそうな笑顔を浮かべ、「うちは本普通の八百屋。季節に合わせ、みなさんが欲しいなと思うものを仕入れているだけ」と語る。そう、商店街には、そんな“普通”の八百屋が必要なのだ。

  • クラウンコーヒー

    クラウンコーヒー

    2019年5月にオープンしたばかりの自家焙煎のコーヒー店。のんびりとした雰囲気の街で、モダンなピエロのロゴが目をひく。聞けば、近所で生まれ育った店主が独立し、構えた店だなのだとか。小さな店の中央には、焙煎機が鎮座。甘く、香ばしいコーヒーの香りに包まれている。「このあたりは美味しいコーヒー店がなかったからと、オープンを喜んでくださるご近所の方も多いんです」。店内では常時8種類ほどのコーヒー豆を販売。ラインナップは季節によっても変えていく。

    クラウンコーヒー

    クラウンコーヒー クラウンコーヒー

    2019年5月にオープンしたばかりの自家焙煎のコーヒー店。のんびりとした雰囲気の街で、モダンなピエロのロゴが目をひく。聞けば、近所で生まれ育った店主が独立し、構えた店だなのだとか。小さな店の中央には、焙煎機が鎮座。甘く、香ばしいコーヒーの香りに包まれている。「このあたりは美味しいコーヒー店がなかったからと、オープンを喜んでくださるご近所の方も多いんです」。店内では常時8種類ほどのコーヒー豆を販売。ラインナップは季節によっても変えていく。

  • 隠れ家

    隠れ家

    自慢の焼鳥は「きちんとした鳥を仕入れ、備長炭でシンプルに焼いているだけ。美味しいよ」と店主。炭火の香りをまとった、ぷりっとした歯ごたえの焼鳥は、持ち帰り、帰宅後にいただいてもじゅうぶんに旨い。じつは本業はお米屋。よくみると、ちゃーんと、出来上がった焼鳥の横にはおにぎりも置いてある。無農薬のお米や、小岩出身の生産者から仕入れた無農薬の野菜の販売も行っている。炭火と格闘しながら、「うちで扱っているものは、ほとんどが無農薬だからね」と店主は少し自慢げにこたえてくれた。

    隠れ家

    隠れ家 隠れ家

    自慢の焼鳥は「きちんとした鳥を仕入れ、備長炭でシンプルに焼いているだけ。美味しいよ」と店主。炭火の香りをまとった、ぷりっとした歯ごたえの焼鳥は、持ち帰り、帰宅後にいただいてもじゅうぶんに旨い。じつは本業はお米屋。よくみると、ちゃーんと、出来上がった焼鳥の横にはおにぎりも置いてある。無農薬のお米や、小岩出身の生産者から仕入れた無農薬の野菜の販売も行っている。炭火と格闘しながら、「うちで扱っているものは、ほとんどが無農薬だからね」と店主は少し自慢げにこたえてくれた。

商店街。MAP

  • ●住所
     ・江戸川区北小岩

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