三ノ輪
日比谷線 三ノ輪駅

いろは会商店街

商店街一覧

汗して働く人たちを支えてきた商店街の、明日はどっちだ。

大正8年から続く山谷のいろは会商店街は、
戦後しばらくまでは吉原遊郭に集う人たちで溢れ、
その後の高度経済成長期には、
今の日本の礎を築いた労働者たちを中心に賑わいを見せた通りだ。
商店街から歩いて程ない交差点にその名を残す泪橋は、
“あしたのジョー”のふるさとでもある。商店街の入り口には、
今もジョーの像が佇んでいる。
労働者の街である山谷を象徴するように、
メンズ洋品店が3軒程シャッターを上げていた。
その1軒、マツモトヤの創業は明治の終わり頃。
20年程前までは高価な服が人気だったが、
今は高価なものはなかなか売れないと女将さんが話してくれた。
以前は120以上の店舗が軒を連ねていたが、
馴染み客であった労働者が高齢になり、減少していくにつれて、
畳んでしまう店が増えていったそうだ。
しかし、焼き鳥屋や乾物屋、靴店など、
今でものれんを守っている店は、
どこも明治、大正、昭和初期の創業で、
長い間、山谷に暮らす人たちのために、
この商店街でがんばり続けている。
場所柄、この街は決して幸せな人たちばかりが
集う場所ではなかったことだろう。
店主たちは、買い物や飲食に来る人たちの悲しみや
業を静かに包み込んでいたのではないだろうか。
ジョーのことが好きだった
林屋食料品店の紀ちゃんが彼にそうしたように。
優しい店主たちがいる限り、この商店街が燃え尽きることはない。
明日はある。いろは会商店街の、明日はどっちだ。

案内人:小林猛樹
写真はこちら

案内人

商店街。ひと、もの、あじ

  • 近江屋

    近江屋

    大正11年創業のお店、近江屋。もともとは鰹節専門店だったが、今は鰹節以外に各種乾物、カッ プラーメンやお菓子なども販売している。ドヤ街の簡易宿所を利用する労働者たちは外食が多く、 かつてはいろは会にも多くの飲食店があり、近江屋はその飲食店への納品も多かったと、店頭に商 品を並べながら、3代目のご主人が教えてくれた。

    近江屋

    近江屋 近江屋

    大正11年創業のお店、近江屋。もともとは鰹節専門店だったが、今は鰹節以外に各種乾物、カッ プラーメンやお菓子なども販売している。ドヤ街の簡易宿所を利用する労働者たちは外食が多く、 かつてはいろは会にも多くの飲食店があり、近江屋はその飲食店への納品も多かったと、店頭に商 品を並べながら、3代目のご主人が教えてくれた。

  • 平乃屋

    平乃屋

    ジョーの像からすぐ近くに位置する平乃屋は、大正7年創業の焼き鳥屋。もとは履物屋だったが、 今は焼き鳥を中心にさまざまな惣菜を廉価で販売している。商店街の理事長も務めている柔らかな 笑顔のご主人は、慣れた手つきでおいしそうな焼き鳥を焼いていた。

    平乃屋

    平乃屋 平乃屋

    ジョーの像からすぐ近くに位置する平乃屋は、大正7年創業の焼き鳥屋。もとは履物屋だったが、 今は焼き鳥を中心にさまざまな惣菜を廉価で販売している。商店街の理事長も務めている柔らかな 笑顔のご主人は、慣れた手つきでおいしそうな焼き鳥を焼いていた。

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商店街。MAP

  • ●住所
     ・東京都台東区日本堤1丁目
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